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JavaScriptはフロントエンドからWeb制作まで幅広く使用されているプログラミング言語です。 FAworksでも毎月多くのJavaScriptエンジニアの方からお問い合わせをいただき、案件のご紹介やキャリアプランの相談を承っています。
本記事では、フリーランス市場におけるJavaScriptの需要や将来性、単価アップの方法などをご紹介します。
こんな方におすすめ
- JavaScript案件の動向を知りたい方
- JavaScript案件の単価相場を知りたい方
- 案件をお探しの方
FAworksでは、「フリーランスとして案件を獲得したい」「フリーランスとして独立したい」という方の支援も行っています。 案件探しやキャリアプランでお困りの方はお気軽にご相談ください。
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本題に入る前に、FAworksではフロントエンジニアとコーダーを下記のように定義しています。
- フロントエンジニア:動的なサイトのフロントエンドやUI/UXの開発がメイン
- コーダー:静的なサイトのコーディングがメイン
本記事における「JavaScriptエンジニア」は主にフロントエンジニア・サーバーサイドエンジニアを指しています。Web制作案件の単価相場についても解説していますが、フロントエンジニアとコーダーでは、案件動向やキャリアプランが異なる場合がありますのでご注意ください。
フリーランスエンジニアとは
フリーランスエンジニアとは、自らのスキルや知識を活かして独立し、プロジェクトごとに仕事を請け負うエンジニアのことです。フリーランスエンジニアの働き方には、企業に常駐する常駐型やフルリモートで勤務する在宅型があります。勤務日数も週1日〜週5日まで案件によってさまざまです。
フリーランスエンジニアの契約形態
フリーランスエンジニアの契約形態は準委任契約や請負契約が一般的です。
- 準委任契約:業務遂行に対して報酬が発生
- 請負契約:成果物に対して報酬が発生
企業と業務委託契約を結ぶ場合は正社員と異なり、最低賃金や労働時間に対する規定は適用されません。フリーランスとして働く場合は、契約書の内容をしっかり確認しましょう。
フリーランス市場におけるJavaScript案件の動向
JavaScriptはフリーランス市場でも需要の高い言語の一つです。 JavaScriptのフロントエンド開発案件においては安定的な需要があり、そのほとんどでReactやVue.jsといったフレームワークやライブラリの経験が求められます。また、SPAやSSR、SSGといったアーキテクチャの普及によりNext.js / Nuxt.jsを使用する案件も増えています。
JavaScriptはバックエンド開発でも広く使用されており、Node.jsがその代表的な技術です。Node.jsはサーバサイドのJavaScript実行環境であり、大量アクセスに強く、リアルタイムでの処理が可能という特徴があります。ベンチャー企業から大企業まで多くのプロジェクトで採用されており、Node.jsを扱えるエンジニアの需要も増えています。さらに、Node.jsのフレームワークであるExpress.jsやNestJSを使用しているプロジェクトも見受けられます。
また、TypeScriptの普及も重要なポイントです。JavaScriptのスーパーセットであるTypeScriptは静的型付けが可能という特徴があります。現在では多くのプロジェクトで採用されているため、JavaScript案件でも必須となることが多いスキルです。
※ 関連案件:JavaScriptの案件一覧
※ 関連案件:TypeScriptの案件一覧
JavaScriptの将来性
JavaScriptはほぼすべてのプロジェクトで使用されていることや新しいフレームワークやライブラリも開発されていることから将来性も高い言語です。 しかし、トレンドは移り変わっていくためフレームワークやライブラリによっては案件数が減少していくことも考えられます。
将来性の高い技術の例
- TypeScript
- Next.js
- Nuxt.js
- Node.js
将来性の低い技術の例
- Angular.js
- jQuery
JavaScriptエンジニアとして長期的に活躍するためには、トレンドを捉えたスキルセットを構築しましょう。
フリーランス市場におけるJavaScript案件の単価相場
FAworksのデータでは、JavaScript案件の平均月額単価は69万円、最高単価は100万円、最低単価は40万円です。 TypeScript案件の平均月額単価は77万円、最高単価は120万円、最低単価は40万円とJavaScript案件よりやや高単価な傾向があります。
実務経験が3年以上あれば月額単価で70万円程度を受け取ることも可能です。3年以下の場合でも、経験している業務やスキル次第では同様の単価で参画できる場合があります。
また、以下のようなスキルがあれば最高単価に近い単価で案件を獲得することも可能です。
- モダンなライブラリ・フレームワークを扱うことができる
- Next.js / Nuxt.jsなどの使用できるエンジニアが比較的少ない技術ができること
- 要件定義や基本設計ができる
- マネジメントができる
- PMとしてプロジェクト全体をマネジメントするスキルやテックリードとして開発チームのマネジメントができること
※ 関連案件:【JavaScript/TypeScript】ペット業界向けサービス開発案件
Web制作案件の単価相場
JavaScript案件の中でも静的なサイトを作成する案件の場合は、月額単価が40万円~50万円程度です。求められるスキルにはHTML/CSS、JavaScript(jQuery)などを使用したコーディングスキルやデザインスキルがあります。
Web制作案件の場合は単価を上げていくのが難しいため、フリーランスエンジニアとして高年収を実現したい場合にはフロントエンジニアにキャリアチェンジするのがおすすめです。
フリーランスJavaScriptエンジニアに求められるスキル
JavaScriptエンジニアがフリーランスとして活躍するために必要なスキルを解説します。
最低限、求められるスキル
フリーランスとして最低限求められるスキルは以下の3つです。
- JavaScriptを使用したフロントエンドの開発経験
- Gitの使用経験
フリーランスは実務経験が重視されます。そのため、実務経験が無い場合は案件獲得できる可能性がとても低くなってしまいます。もし、未経験の状態でフリーランスエンジニアを目指す場合は、こちらから一度ご相談ください。逆に実務経験が1〜2年程度あればフリーランス案件のご紹介が可能です。 また、多くのプロジェクトはGitを使用しているため、Gitは使えるようにしておきましょう。
他エンジニアとの差別化につながるスキル
以下のスキルがあると他エンジニアとの差別化に繋がり、安定的な案件獲得や高単価を実現しやすくなります。
- UI/UXの設計
- サーバーサイドの開発
- マネジメント
プロジェクトによってはフロントエンジニアがUI/UXの構築や最適化を行います。UI/UXデザイナーがいる場合もありますが、フロントエンジニアとして持っていて損の無いスキルです。また、フロントエンドだけではなくサーバーサイドの開発経験があるエンジニアは市場価値が高く、高単価案件も獲得しやすいです。
マネジメントに関しては、テックリードやPMなどいくつかポジションがあります。フリーランス案件でもテックリードに挑戦できる案件がありますので、マネジメント経験を積みたい方にはそのような案件もおすすめです。
※ 関連案件:【JavaScript】医療業界向けサービス開発案件
【事例】JavaScriptの案件・求人例
未経験からJavaScriptエンジニアになる方法
未経験からJavaScriptエンジニアになるためには、以下の4つのステップを行います。
- 自己学習やプログラミングスクールにてJavaScriptの基礎を学ぶ
- 正社員として未経験採用をしている企業に就職する
- フリーランスとして副業案件を受注する
- フリーランスとして独立
3に関しては副業NGの企業もあるため必須ではありません。「独立する前にフリーランスとして案件を獲得できるか確かめたい」という方にはおすすめです。
まずは正社員から始める
正社員として就職する際には以下のような特徴がある企業がおすすめです。
- 自社プロダクトがある
- 研修が充実している
未経験採用をしている企業の中には研修をせずに、いきなり現場に参画させる企業もあります。未経験の場合は基礎が固まっていないため現場に行っても活躍できないケースがほとんどです。そのような事態を避けるためにも上記のような企業への就職を目指しましょう。
お問い合わせはこちらキャリアや案件について相談だけでもOK【まとめ】JavaScriptエンジニアとして安定的に案件を獲得するために
JavaScriptエンジニアとして安定的に案件を獲得するためには、トレンドを追うことと他エンジニアと差別化になるスキルを身に着けることが重要です。 FAworksでは、メルマガにおけるトレンド情報の配信や案件紹介、キャリアプラン相談などを承っております。フリーランス案件をお探しの方はお気軽にご相談ください。