データサイエンティストは比較的新しい職種でもあるため、平均年収がどれくらいなのかイメージがつかない方も多いと思います。
現在、フリーランス市場におけるデータサイエンティストの需要は高く高年収を実現しやすい状況です。
本記事では、データサイエンティストの平均年収や年収アップのために必要なスキルなどについて紹介します。
データサイエンティストとは
データサイエンティストはデータ分析や解析に特化した職業です。DXやビッグデータの注目により人気を集めている職種の1つでもあります。現在では、さまざまな業界がデータ活用に取り組んでおり、分析コンサルタント、データサイエンティスト、データアナリストなどのいわゆる「データエンジニア」の需要は高まっています。データサイエンティストが高年収な理由
データサイエンティストはフリーランス市場、転職市場問わず高年収です。データサイエンティストが高年収である理由には、企業の需要に対して人材が大幅に不足していることが挙げられます。近年では、自動車、観光、建築、医療などさまざまな業界でデータ活用が始まっています。「 データサイエンティストの今後は?なくなる?将来性についても解説 」でも紹介している通り、日経クロストレンドの調査では2017年から2019年にかけてデータサイエンティストの求人数は約8倍になっているというデータもあります。一方で、人材に関しては、スクールや大学において育成環境が整ってきているものの、経験豊富なデータサイエンティストは不足しているため、企業間での競争は過熱状態です。そのため、企業としては金額を含め良い条件を提示して、人材の確保に動いている傾向があります。データサイエンティストの年収
データサイエンティストの年収を正社員、フリーランスの2つの観点でみていきたいと思います。正社員エンジニアの平均年収は497万円
正社員エンジニアの平均年収を 求人ボックス のデータから紹介します。求人ボックスのデータでは、ITエンジニア全体の平均年収は497万円、給料分布としては497〜576万円のボリュームが多くなっています。正社員市場でもデータサイエンティストは高年収
求人ボックスのデータから正社員データサイエンティストの平均年収をみていきます。データサイエンティストの場合、平均年収が715万円、給料分布としては688〜798万円のボリュームが多くなっています。ITエンジニア全体の平均年収と比較してもデータサイエンティストの平均年収は高いことは分かります。フリーランスエンジニアの平均年収は700万円
FAworksのデータを見るとフリーランス市場におけるITエンジニアの平均年収は700万円です。単純に平均年収を比較すると正社員エンジニアの約1.4倍なので手元に残る金額はそこまで変わらないでしょう。しかし、フリーランスはより経歴・スキルが報酬に反映されるため、年収幅は360〜1200万円と正社員よりも幅広くなっており、経歴が4年以上の場合の平均年収は851万円と高年収であることが分かります。