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IT業界では、人材不足が進んでいるため未経験からエンジニアを目指す方やフリーランスエンジニアを目指す方が増えています。それに伴い、未経験でも習得しやすいプログラミング言語の1つであるJavaScriptの注目度も高まっています。この記事では、JavaScriptというプログラミング言語についてや未経験からJavaScriptを習得する方法を解説します。
JavaScriptとは
JavaScriptは主にクライアント側で実行されるオブジェクト指向型のスクリプト言語でウェブサイトにインタラクティブ機能を追加することもできます。また、非ブラウザ環境でも使用することができるためサーバサイド開発やモバイルアプリ開発、Adobe Acrobatでも使用される万能なプログラミング言語です。フレームワークやライブラリも充実しており、Vue.jsやReactなどが代表的です。また、最近では、JavaScriptを拡張したプログラミング言語であるTypeScriptの人気も高まっています。フリーランス市場においても、JavaScriptやTypeScriptの需要は高まっているため案件獲得が比較的容易かつ高単価も期待できます。
未経験からJavaScriptエンジニアになる方法
未経験からJavaScriptエンジニアになるためには実務経験を積むことが1番です。未経験からJavaScriptエンジニアを目指すには、未経験採用を行っている開発企業に入社することを目指しましょう。しかし、未経験採用を行っている企業が増えてきている一方で、未経験からエンジニアを目指す方も増えているため採用まで至るのは簡単ではありません。そのため、自己学習としてprogateやUdemyなどのオンラインサービスを利用するのも良いでしょう。
JavaScriptエンジニアの学習ステップ
HTML/CSSの習得
エンジニア未経験の場合は、JavaScriptを学習する前にHTMLやCSSを学習すると良いでしょう。HTMLはWebサイトのコンテンツの構造(段落、箇条書き、画像など)を作成します。CSSはHTMLの見栄え(色、サイズなど)をよくするために使用します。Web開発を行う上で、HTML/CSSの理解は必須とも言えるのでマスターしておきましょう。
JavaScriptの習得
HTML/CSSを習得したあとは、実際にJavaScirptの学習を進めましょう。JavaScriptにはjQueryという比較的習得しやすいライブラリもありますが、まずはES6(ECMAScript 6)の学習を進めると良いでしょう。ES6はライブラリやフレームワークではなく素のJavaScriptであるため、ES6の理解はJavaScriptそのものの理解に繋がります。
JavaScriptエンジニアのキャリアパス
実際にJavaScriptエンジニアになった後には、どのようなキャリアパスがあるのか気になる方も多いと思います。この記事では、JavaScriptエンジニアが選択することが多い職種を2つ紹介します。
SE(システムエンジニア)
最も多いのはSE(システムエンジニア)です。一般的にイメージされるエンジニアはPG(プログラマー)とSE(システムエンジニア)に分かれます。PGは、実装をメインに行うポジションですが、SEはシステムのサービスの要件定義やシステムの設計などを担当します。そのため、PGからSEへとステップアップするのが一般的な流れです。
ちなみに、SEに求められるスキルレベルはPGよりも高いので、フリーランス市場ではSEとPGで10〜20万円ほど報酬が異なる場合もあります。
PM(プロダクトマネージャー)
PM(プロジェクトマネージャー)はプロジェクト全体を管理するポジションです。企画、予算、工数を割り出し、人材確保などを行います。PMには、問題解決力や管理能力も求められますが、開発経験やシステムに対する知見も必要です。そのため、エンジニアとして開発経験や知見を積むことでPMにキャリアアップすることができるでしょう。
JavaScriptエンジニアの年収相場
FAworksのデータをもとにJavaScriptエンジニアの平均年収を集計しました。年代ごとにまとめてあるので、自分の年代の平均年収を参考にしてみてください。
- 20代：660万円
- 30代：768万円
- 40代：816万円
- 50代：804万円
2021年におけるJavaScriptエンジニアの年代別平均年収では、20代が660万円、30代が768万円、40代が816万円、50代が804万円という結果です。JavaScriptエンジニアの場合は、フレームワークやライブラリの使用経験や非ブラウザ環境での使用経験が単価に反映されることが多く、それらを満たしている場合は20代でも700万円以上の年収を実現することができます。一方で、JavaScriptエンジニアに限らず、フリーランスエンジニアの場合は50代以降に年収が下がる傾向があります。そのため、40代までに50代以降も年収が下がらないようなキャリアプランを構築して、それに基づいたスキルを身につける必要があるでしょう。
JavaScript案件で求められるスキル
JavaScriptエンジニアとして案件に参画する際に求められることが多いスキルについて解説します。下記スキルを身に付けることで、JavaScriptエンジニアとしての価値も高まるので参考にしてみてください。
HTML/CSS
JavaScriptはウェブサイトにインタラクティブ機能を追加することができます。つまり、HTMLをコントロールします。そのため、JavaScriptを用いた開発を行う際にHTML/CSSの理解は必須です。
UI/UX
UI(ユーザーインターフェース)とUX(ユーザーエクスペリエンス)もJavaScriptエンジニアと関わりが深い仕事の1つです。UI/UXの設計はデザイナーが担当することも多いですが、フロントエンジニアもUI/UXを考慮する必要があるためです。
フレームワーク・ライブラリの経験
JavaScriptエンジニアにとってフレームワークやライブラリの経験は重要です。特に需要が高いのはVue.js、Nuxt.jsやReact、Next.jsです。また、サーバーサイドのJavaScript実行環境であるNode.jsを採用する企業も増えています。それらの経験を求める案件も増えているためJavaScriptエンジニアにとっては重要なスキルです。
設計(基本設計、詳細設計)の経験
JavaScriptに限らずエンジニアとして案件を獲得する際に求められることが多いのが設計スキルです。設計には機能一覧やアプリケーションの構成図、画面レイアウトなどの基本設計(外部設計)と基本設計の内容を実現するために、モジュールの処理内容、連携方法や、画面の遷移フローを設計する詳細設計(内部設計)がありますが、少なくても詳細設計(内部設計)の経験はあると良いでしょう。「JavaScriptでの実装経験はあるけど、設計の経験がない」という方は、まずは詳細設計に携われる案件に参画して、だんだんと担当領域を広げていきましょう。
JavaScriptの副業案件
この記事では、副業案件を週2〜3日での参画できる案件として定義します。フリーランスエージェントから紹介できる副業案件は、時間や曜日が固定されているものが多いです。単価は安い場合が多いですが、時間や曜日が固定されず、成果物に対して報酬を得たい場合にはクラウドソーシングを利用しましょう。
JavaScriptの副業案件を獲得するために必要なスキル
副業案件においても求められるスキルは基本的に同様で、Webアプリケーションの開発スキルやフレームワーク・ライブラリの使用経験が求められます。「JavaScript案件で求められるスキル」を参考にしてみてください。
フリーランスJavaScriptエンジニアの需要と将来性
フリーランスという働き方に対して案件獲得や報酬に関する不安を感じる方も多いと思います。しかし、近年ITエンジニアの需要は高まっておりフリーランスエンジニアとして働く方も増加傾向です。そのため、エージェントの利用やキャリアプランの構築をしっかりと行うことで安定的に案件獲得をすることも可能です。JavaScriptエンジニアに関しても、現在安定的な需要があり今後も案件が極端に減少することは考えにくい状況です。一方で、IT業界は需要の変動が激しい業界でもあるので最新の技術を常に確認しておくことも必要です。必要に応じて、JavaScript以外のプログラミング言語の習得や担当領域を広げることを検討することをおすすめします。
JavaScriptエンジニアを目指すために
未経験からエンジニアを目指す際にJavaScriptは非常に良い選択肢です。案件数からみれば正社員としても就業しやすいですし、フリーランスエンジニアとしても案件を獲得しやすいスキルです。エンジニアに興味がある方や今後フリーランスエンジニアを検討している方は書籍やWebサービスを利用してJavaScriptに触れてみてください。
また、FAworksではキャリアプランの支援や未経験向けの案件も取り扱っていますので是非お気軽にお問い合わせください。
