フリーランスエンジニアになるのに必要な実務経験
フリーランスエンジニアとして継続的に案件を獲得するには、最低でも3年程度の実務経験があると安心です。しかし、この3年というのもあくまでも目安なので業務内容によっては2年でもフリーランスエンジニアとして活躍できる方もいれば、3年経験しているけどフリーランスエンジニアとして活躍するにはスキルが足りない方もいます。フリーランスエンジニアとして活躍できるかどうかはその時の需要も関わってくるので、単純に年数ではなくエージェントの担当者などに相談して、自分のスキルがフリーランスエンジニア市場で通用するのかを判断することをおすすめします。実務経験が1、2年のエンジニアにフリーランスをおすすめしない理由
フリーランスエンジニアとして活躍している方の中には、実務経験が1、2年でフリーランスエンジニアに転向した方もいます。しかし、基本的には実務経験が1、2年程度の場合フリーランスエンジニアに転向することはおすすめできません。理由1:フリーランスエンジニアは基本的に即戦力が求められる
フリーランスエンジニアは基本的に即戦力として採用される場合が多いです。そのため、実務経験が少なく実際に現場でどのような成果が出せるかを想像しにくい場合、敬遠されることも多いです。実務経験1、2年の中で、何を担当したかやどんなスキルを身に付けたかを詳細にスキルシートに記載し、それが顧客が求めているものと合致した場合は案件を獲得できる可能性もありますが、そのような案件も多くないため実務経験は3年以上あると安心です。理由2:案件が見つからない可能性がある
フリーランスエンジニア市場では、実務経験が1、2年程度で参画できるような案件が少ないです。かつ、そのような案件を求めているエンジニアは比較的多いため倍率も高いです。 フリーランスという働き方が自体が収入面で不安定になりやすい働き方ですが、実務経験が1、2年だとさらに不安定になりやすいので、この点においてもあまりおすすめはできません。理由3:得られる報酬が低い可能性が高い
実際に、実務経験が1、2年程度でフリーランスエンジニアに転向し案件を獲得している方も存在します。しかし、その方々の中には月の報酬が30〜35万円程度の方も多いです。フリーランスエンジニアの場合、この報酬額から税金を払うので手取りはもっと少なくなります。このような場合、フリーランスエンジニアのデメリット面が強く出てしまうことにもなるので、フリーランスエンジニアとして十分な報酬を得れるスキルがあるかど うかも考慮しましょう。フリーランスエンジニアに挑戦するのは20代がおすすめ
フリーランスエンジニアに挑戦するのは20代がおすすめです。もちろん、実務経験は3年程度あると尚良いですが、20代というだけでもメリットはあります。20代のエンジニアは案件に参画しやすい
近年、企業は自社内に知識を溜めていきたい傾向が強く、フリーランスエンジニアに対しても長期参画を求める場合が多いです。そのため、同等のスキルを持った候補者がいた場合は若い方を採用する場合がほとんどです。この観点からは、20代が最も案件に参画しやすい年代ともいえるので20代でフリーランスエンジニアに挑戦するのも選択肢の1つです。フリーランスエンジニアで失敗しても正社員に戻りやすい
フリーランスエンジニアに転向して、上手くいかなくても正社員に戻ればいい話です。フリーランスエンジニア市場でもいえることですが、日本においては案件に対してエンジニアは大幅に不足しています。そのため、他業種と比較すると正社員として会社を探すのも比較的容易でしょう。かつ20代となるとさらに正社員としての会社も見つけやすくなるので、20代でフリーランスエンジニアに挑戦し、失敗したら正社員に戻るというのも選択肢の1つです。実務経験の少ないフリーランスエンジニアが案件を獲得する方法
実務経験が少ないフリーランスエンジニアが案件を獲得する方法について解説します。実務経験が少なくても需要の高いスキルを経験する
実務経験が少なくても需要の高いスキルを経験している方は案件を獲得しやすく、正社員時代よりも多くの報酬を手にできる可能性も高いです。例えば、実務経験は2年程度で主に実装を行ってきたが、Go言語を経験している場合は比較的案件は獲得しやすくなるでしょう。Webエンジニアの場合、Go言語やTypeScript、アプリ開発で用いられるSwiftなどは需要が高いです。詳しい需要に関しては、下記の記事を参考にしてみてください。関連記事:フリーランスエンジニアとして成功するために身につけるべき言語とは?