フリーエンジニアは稼げるのか?独立までに知っておきたい年収事情

企業でエンジニアとして働きはじめ、ある程度の経験と知識を得た段階で、ふと頭をよぎるのが「独立」の道です。とくに近年は、クラウドソーシングやフリーエージェントをはじめとしたインターネットサービスの台頭により、ひとりで稼げる環境が以前よりも整っているます。学生から副業をスタートして、卒業後すぐにフリーエンジニアへ転身するケースも増えているようだ。とはいえ、リスキーであることには違いなく、興味があってもなかなか踏み切れない人も少なくないでしょう。実際のところ、フリーエンジニアという働き方はどうなのか、順を追ってお伝えしようと思います。

企業で働いていたエンジニアがフリーランスになるきっかけって何?

フリーエンジニアとして働く人たちは、あるきっかけをもって独立を決意しています。もちろん人によってさまざまな理由があるが、じつは全体に共通するポイントがあることをご存じでしょうか。

やりがいを求めている

組織に属するエンジニアは、どうしても働き方が案件次第となります。専門的な知識やスキルを得るいい機会にはなりますが、一定の技術を身に付けるとどこか物足りなさを感じてしまうものです。すると、もっと自分に合った仕事があるはず、このまま与えられた仕事をこなすだけでいいのかなど、やりがいを強く求めるようになるのです。とくにエンジニアは技術職であり、よりシビアな環境で自分を成長させたいと考える人はかなり多いはずです。

もちろんフリーエンジニアだからといって、得意分野の案件ばかりに携われるわけではありません。はじめのうちは横のつながりを増やすために、企業での働き方とそう変わらない状況にもなるかも知れません。ただ企業と異なるのは自分で案件を選べるところです。自分の技術を存分に活かした仕事をしやすくなるために、企業で働いていたときよりも大きなやりがいを得られるようになリます。

更に、エージェントに頼ることで、比較的初期から希望の条件で案件を見つけることが可能になります。

時間に自由な働き方をしたい

フリーランスになると、基本的には企業で働くよりも時間の自由度が上がります。希望の条件を上手く交渉すればフルタイムでない働き方や、能力さえあれば残業せずに済むことも少なくありません。上手に調整すれば業務以外の時間を増やすことも可能なので、スキルアップの時間を確保したり、プライベートの時間を増やしたりしてもいいでしょう。

一般的に、エンジニアは残業時間が長いことで知られている職業です。国を挙げた労働改善の取り組みや経費削減のための残業時間抑制などにより年々緩和されていますが、今もなお長時間におよぶ勤務時間に悩まされる人は少なくありません。一説によるとエンジニアとして働く人のうち、月50~60時間の残業をする層は35%前後もいるようです。そうなると、必然的に時間に縛られない働き方を望む人がでてきます。ワークライフバランスというキーワードが世間に浸透したように、ここを発着点として転身を検討することは当然なのかもしれません。

待遇に満足していない

企業で働くエンジニアは、どれだけ技術力があってどれだけ価値のある仕事ができたとしても、基本的には決められた待遇しか得られまえせん。反対に、まだ技術力が足りておらず、価値を生み出せない人でも一定の待遇は得られるということです。つまり、組織のなかではある程度待遇は均一化されてしまいます。当然ふたつを比べると前者のほうが評価されることは間違いないものの、果たして評価自体が適正なのかどうかは疑問ですよね。

一方、フリーエンジニアであれば企業ではなく、顧客がその価値を判断して報酬を定めます。本人のスキルが高ければ高いほど、収入は確実にアップするでしょう。ただし、技術がないままフリーランスになると、収入が下がることもあります。適正な評価がなされる働き方ゆえの結果なので、転身のタイミングはきちんと見定める必要があります。ちなみにエンジニア300人を対象に実施された、とある転職に関するアンケート調査によると、転職を考えた理由として「給与・待遇への不満」を挙げた人がもっとも多くなっています 。

フリーエンジニアと会社勤めエンジニアの給与比較

会社勤めからフリーエンジニアへの転身を検討する際、誰もが給与面に不安を抱えることでしょう。先述したように本人のスキルが高ければ、フリーランスになったほうが収入は確実に高くなります。全体をみてみるとどうでしょう。会社勤めのエンジニアと年収の比較をしてみます。

エンジニアの平均年収

エンジニアの平均年収は、年代によって大きく異なります。たとえば、就職情報サイト「マイナビ」が2007年~2013年に渡って調査した年収レポートによると、20代は約370万円、30代は約490万円、40代以上は約600万円でした。全世代の平均年収は単純計算で約490万円 です。日本人の平均年収が例年440万円前後とされるので、会社勤めでも十分に稼げるといえます。

キャリアを重ねフリーへの転身が視野に入る30代エンジニアに関しては、就職ポータルサイト「Tech総研」による別の調査結果もあります。こちらによると、30代前半のソフト系エンジニアの平均年収は約550万円で、ハード系エンジニアは約550万円、30代後半のソフト系エンジニアは約660万円で、ハード系は約630万円とのこと 。実際のところ、これらの平均年収は決して少なくない数値であり、基本的に稼げる職業であることが分かります。

フリーエンジニアの平均年収

フリーエンジニアの平均年収ですが、フリーランス自体が年収差の大きい働き方です。同じ売上のフリーエンジニアが2人居たとしても、経費によって所得が異なることもままあります。つまり、一概に平均年収を表すことはほぼ不可能ということです。これらをきちんと踏まえた上で以下を確認してみてください。

フリーエンジニアの平均年収として、よく相場だといわれているのは700万円~1200万円。これは年代を問わない指標であるために、企業勤めの年収と比較すると高いと感じるでしょう。企業勤めのころは年収480万円だったところが独立して年収800万円になったり、同様に年収550万円だったのが年収900万円になったりと、フリーランスへの転身によって倍程度の収入になったケースも珍しくありません。

実際フリーランスは、同世代サラリーマンの年収1.5倍が目安ともいわれています。ここで取り上げたように、フリーエンジニアになれば収入がアップする確率が高いことは、全体をみても事実であるには違いないといえるでしょう。

高単価案件の例

フリーエンジニアの市場価値はどれくらい?

昨今のIT業界全体の共通事項として、人材不足の時代という認識があります。そのなかには、もちろんエンジニアも含まれるため、現状、エンジニアは売り手市場であることは間違いありません。技術さえ持っていれば仕事はいくらでも見つかる。なぜか。その背景にはいくつかの理由があります。

少子高齢化

もう何年も少子高齢化が叫ばれていますが、これは人材不足にも大きく影響しています。高年齢者雇用安定法により65歳までの雇用を企業に義務付けたことが、その顕著な例になるでしょう。日本国内の人口構成のうち、もっとも多い割合を占める団塊世代を引きとめなければならないほど、社会全体における働き手の絶対数が減少しているわけです。エンジニアの人数が減ったのも当然だといえます。

IT業界の新たな進歩

近年、コンピュータをひとり1台所有するのが当たり前となり、スマートフォンをはじめとした携帯端末も急速に普及しました。生活に必要なほとんどをインターネットで完結させることも不可能ではなく、もはや超情報化社会ともいえる時代です。その流れを受けて、これまでITを活用してこなかった企業も続々と参入しはじめ、自社サイトはもちろんオリジナルアプリのリリースなども盛んに進められるようになりました。自動車の自動運転のようにコンピュータを搭載するモノまで登場し、今後もさらなる発展が見込まれています。エンジニアの絶対数が減少しているのに関わらず、業界での需要は高まる一方です。これが空前のIT技術者不足となっている大きな理由の一つです。

少ないエンジニアの取り合い

もうひとつ付け加えると、IT業界における人材不足は「高いスキルを持った人材の不足」という意味で使われることもあります。上記のとおり、IT産業は飛躍を遂げている真っ最中であり、より豊富な経験と高い技術を持った人材が必要不可欠。しかし、ただでさえ足りないエンジニアを、高いスキルを持った人材だけに絞り込んでしまえば、各業界による取り合いが起こるのは必至です。だから、技術さえ持っていれば、仕事はいくらでも見つかる。もし、スキルに自信があって、企業勤めをやめてフリーで仕事が見つかるかどうか危惧している人がいるなら、特段心配する必要はないでしょう。

フリーエンジニアとして単価UPのために必要なスキルは?

フリーランスになると、自身または顧客が単価を提示し、双方が合意した時点で報酬が決まります。報酬はそのまま収入となるために、フリーランス側はできるだけ高単価で受けたいところです。ただ、単価は、本人のスキルおよびスペックで決められるケースが多いため、単価UPのためにはエンジニアとして、以下のポイントをおさえておきたいところです。

上流工程の実績

顧客との単価交渉の際、本人の実績は大きな武器となります。どの程度のスキルを身に付けているか、どのような経験があるのか、ほんとうに信頼して任せられるかなど、顧客に一発で知らせることができるからです。とくに上流工程の実績がある人材はかなり重宝されます。

たとえば、わかりやすく役職で言うとPM。一般的なエンジニアのステップアップ先であり、高い技術はもちろんマネジメント能力まで求められる管理職です。フリーランスでは品質の高い成果物を基本として、プロジェクトをスムーズに進められるコミュニケーション力や人間力なども求められます。その証明ともなるために、実績として持っていると申し分ないでしょう。

自分の価値を最大化する

いわゆる“何でも屋さん”のフリーエンジニアでは、相対的な単価しか提示されません。もし何でもトップレベルでこなせるのであれば話は違って来ますが、多くの場合はそうではありません。しかし、何かひとつ、あるいはふたつくらいは自分の強みがあるはずです。その価値を最大化すれば単価は必ずUPします。

たとえば、ソフト系のなかでもWEB・オープン系のシステム開発が得意分野であるなら、単価交渉の場面や営業の場面で明確にアピールしていくといいでしょう。

ここで考え方として持っておきたいのは、「価値=開発能力」ではないということです。たしかに前提条件ではあるものの、強みがみえるだけで顧客が提示する単価は大きく変わってきます。仮にあなたが顧客だとして、同じような能力を持っているエンジニアがふたりいるとしよう。ひとりはあなたが望む分野に強いと話し、もうひとりは何でもできるとアピールする。あなたはどちらに高単価で出したいと考えるでしょうか。こういった駆け引きのスキルも、フリーエンジニアとして働くならぜひ持っておきたいところです。

エンジニアが営業活動をフリーエージェントに任せたほうがいい理由

フリーランスになると成果物をつくるだけでなく、営業や契約処理、税務処理などを自らで行う必要がでてきます。しかし、それらすべてをひとりで完結させるフリーエンジニアは数少ないでしょう。自らのパワーを割くところは、そこではないことを知っているからです。

なかでも営業活動に関しては、「フリーエージェント」に任せるべきです。フリーエージェントとは、エンジニアの本業ではない部分を代行してくれる仲介業者のことを言います。案件紹介や契約関連などはもちろん、確定申告についても税理士を格安で紹介してくれたりする場合もあります。単価交渉や条件交渉にも慣れている上、常に数多くの案件を扱っているために、安定的な仕事が見込めるます。もちろん参画中の問題および要望も相談できます。

フリーエンジニア自身が本業以外に携わることは決して悪いことではありませんが、たとえば営業をしていると本業が進められない、本業を進めると営業ができないといった事態になりがちであるのが実情です。ある種フリーランスのジレンマともいえる問題であるものの、フリーエージェントを利用すればそのような問題は一気に解決できます。また営業代行を任せるのであればマージンが発生するために、結局は稼ぎが減ってしまうのではと考える人も多いでしょう。ところがフリーエージェントはいわば営業のプロ。優れた交渉力を持っているために手取りが増えるケースのほうが多く、マージンを差し引いたとしても十分な利益になりうるのだ。

ちなみにFAworksではエンジニア様からは一切マージンは頂きません。

ただし、フリーエージェントに営業を任せるときには、あらかじめ顔を合わせて自分のことを良く知ってもらいましょう。自分の価値を最大化すると単価がUPすると先述しましたが、そのためにはまずフリーエージェントに自分の強みを知ってもらう必要があります。きちん伝えることができればあとはプロに任せておけばいいのです。

フリーエンジニアへの転身を検討する際には、本業に集中できる環境の構築も念頭に置いて動けるとより充実したフリーランスとしてのキャリアが積めるはずです。

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