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フリーランスHTML/CSSコーダーに必須のスキルは?求人案件と年収相場も

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目次

HTML/CSSの基礎知識

HTML(Hyper Text Markup Language)とCSS(Cascading Style Sheets)はセットで使用されることが多い言語です。HTMLはヘッダ情報や見出しなどの文書構造を形作るものであるのに対し、CSSはWebサイトにデザイン性を持たせ、文字や画像の大きさ、色などの見栄えに関する指定を行います。

HTMLだけでなくCSSを使用することで、文字や背景色を変更したりアニメーションを使用したりといった、見やすく美しいWebサイトを作成することができます。

Webサイトの作成においては、このHTML/CSS言語のコーディングは不可欠であり、重要な基礎部分を構築しています。

CSSを記述する際には、「何を」(セレクタ)、「どのように」(プロパティ)、「どのくらい」(値)という情報が必要になります。例えば「test」という文字の「大きさ」を「50px」にするといった情報を記述することによって、表示スタイルを指定することができます。CSSの書き方は、「直接記述」「HTMLファイルのheadタグにstyleタグで囲んで記述」「外部ファイルに記述し読み込む」という3つの方法があります。中でも外部ファイルに記述する方法は、CSSを修正・変更したい場合に一括で行うことができるため、用いられることが多い手法です。

HTML/CSSコーダーの主な業務内容

HTML/CSSコーダーとは、Webデザインをブラウザで見ることができるよう、コードを書き、実際のWebサイトを制作する仕事です。作業内容について順を追って見てみましょう。

まず、HTMLを用いて原稿をマークアップします。これはタグを使用して原稿の文章に意味付けをする作業です。

次にCSSを使用し、デザインとレイアウトを構築していきます。この段階でデザイナーの意図がかなり反映されるようになります。

ここまでを終えてブラウザチェックを行い、不備が見受けられる場合には前の段階に戻って修正を繰り返します。

さらにWebサイトの制作が完了し、公開されてからもサイトの更新や保守作業を行います。制作にかかる時間よりも実際にはメンテナンス作業のほうが多くなることもあります。そのため、初期の段階からメンテナンスを考慮した知識や技術、コーディング能力が必要とされます。

また、アクセシビリティのチェックもコーダーに任せられることがあります。アクセシビリティとは、「高齢者や障がい者など心身機能に制限がある人でも、Webに提供されているサービスや情報へのアクセスがしやすいかどうか」ということです。これはHTML/CSSコーディングの仕様が左右される部分が大きいため、コーダーが担当することが多い業務です。

また、コーダーの仕事の一環として、常に最新の情報をリサーチすることも大切です。ブラウザのシェア、SEO、CMSなど、業務に関連性の高い最新のアップデート情報に精通しておく必要があります。

HTML/CSSのフリーランス案件の傾向と特徴

フロントエンジニアとしてのキャリアを構築する際に、はじめに行う仕事は「HTML/CSSコーダー」であることがほとんどです。さまざまな分野の基礎となるHTMLやCSSに関する知識や経験を積み重ねることで、将来的にはインターネット業界に限らず、多種多様な活躍の場を期待することができます。

4〜5年前に比べ、フリーランスのコーダーは確実に需要の高まりを見せてきました。自動車、照明器具、家電、産業機器などあらゆるものがインターネットに接続される時代が今まさに到来しようとしており、コーダーは今後さらに需要が伸びていく職種であると言えるでしょう。

また、コーダーの仕事はWeb制作にとどまらず、オンラインショップや一般の企業においてもニーズが拡大しており、求人数が増加しています。これらの需要に対応するためには最新のHTML/SCCの知識と技術を身につけておくことが大切です。常に最新バージョンの言語を習得するようにしましょう。

フリーランスにおいては実力をアピールするために資格も大いに役立ちます。たとえばWebクリエーター能力認定試験の上級の取得はおすすめです。この試験はWeb業界ではもっとも受験者数が多く、ほぼWebクリエーターの標準資格になっています。取得することでHTMLとCSSに関する高い能力を証明することができます。

レスポンシブ対応は必須?業務で必要とされるスキル

レスポンシブ対応は、現在最も採用されている手法です。習得しておくべきスキルであり、今後さらにニーズは高まっていくでしょう。

レスポンシブ対応とは、同一のHTMLファイルをCSS3によって異なる画面サイズのデバイスに適応させるシステムです。メリットとして、デバイスごとの対応の軽減、制作後のメンテナンス工数の削減、URLの統一などが挙げられます。

デメリットとして、ひとつのHTMLを多くのデバイスに対応させるために設計段階から慎重に作業を行う必要があり、その分構築に時間がかかってしまいます。また、あるデバイスでは必要のない要素が他のデバイスでは必要になるため、その分重くなり、ローディングの遅れが発生することがあります。デバイス別に細かい対応ができないことも問題になる場合があります。

これらすべてを念頭において作業することで、最新のシステムに基づいたWebサイトを効率よく構築することが可能になります。もはやレスポンシブ対応以外のサイトは時代遅れとなりつつあります。

HTML/CSS以外に使えると仕事の幅が広がる言語

基本的に使用できる言語が多いに越したことはありませんが、フリーランスとして求人が多い言語は、Java、PHP、JavaScript、Rubyの4つです。これらを修得しておけば、非常に有利です。

Java

世界でも習得したい言語として一位を誇っています。OSに依存せず作動し汎用性が高いこと、コンパイラ言語であるために処理速度が速いことなどが挙げられます。多くの言語の基にもなっているため、基本的にはこの言語の習得から始めるのがよいと言えるでしょう。

PHP

PHPのコードは非常にシンプルで、コードをHTMLに埋め込みます。サーバーサイドで実行され、ユーザーサイドから読み取ることができないため、安全性を高めることができます。Webサイトに特化しているため、簡単に動的なサイトを作ることができます。学習コストが低く、とにかく「簡単」です。そのため多くの業種でPHPを利用したWebサイトが作られており、常にエンジニアが不足しています。

JavaScript

多くの現場で使われている言語ですが、エンジニアとしてこの言語単体を仕事にするのは難しく、他に幅広い知識や技術が必要になります。フリーランスでの需要は高めです。

Ruby

求人数も年々増えており、大手のWebサービスでも実績が増加傾向にあるのがRubyです。チームでなるべく早くひとつのアプリケーションを作りたい時には、バグの発生率も抑えられます。多少プログラミングの知識がある方向けの言語です。

フリーランスのHTML/CSSコーダーの年収は?

フリーランスでの年収は高くなるように思われがちですが、一般の正社員と比較して雇用保険や社会保証がない分、会社員の2〜3倍の年収がないと続かないので注意が必要です。

HTML/CSSのコーディングがきちんとできるスキルがあれば、正社員で年収300万円後半から400万円程度の募集が多いようです。フリーランスであれば少なくとも400~500万円程度は目指したいところです。さらに幅広く知識を習得し、きちんとした案件で着実に実績を積み重ねることで、ツテや紹介など自然と仕事がもらえるようになるので、現状に満足せず。常に幅広い情報を集めて技術の向上を目指すのもフリーランスとして生き残る上で大切です。

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