初心者OK案件もある?駆け出しフリーエンジニアに必要なスキルや経験

目次

  1. フリーランス案件の「初心者」ってどんな人?
  2. 初心者OKフリーエンジニア案件の業界動向
  3. 初心者OKフリーエンジニア案件の特徴
  4. フリーエンジニアとして活躍するには
  5. まとめ

フリーランス案件の「初心者」ってどんな人?

フリーランス向け求人を確認していると「初心者OK」としている案件があります。また「未経験者可」という条件の場合もあります。ただ、その「初心者」や「未経験者」に自分が該当するのか迷うことも多いでしょう。

ここではフリーランスエンジニア向け案件における「初心者」はどういった人材を指しているのか、「未経験者」との違いも併せて紹介していきます。

「初心者」とは

フリーランスエンジニア向け求人での「初心者」は、実務経験が全くない人、フリーランスとして仕事をするのが初めての人、フリーランスとしての受注経験が少ない人を指しています。

具体的には、実務経験が全くないか1年未満程度の人を「初心者」としていることが多く、こういった人材を求人対象として想定しています。中には、プログラミングのスキルや知識、現場での経験はあっても該当する業務の実務経験がない人を「初心者」としている求人もあります。

「未経験者」とは

フリーランス向け求人での「未経験者」には、プログラミング自体の知識はあるが実務経験がない人が該当します。「未経験者OK」とある場合は、プログラミングの知識はあるが実務経験がない人、もしくは現在プログラミングを学んでいる人が対象で、全く知識のない人と契約するケースはほぼないとみてよいでしょう。

初心者OKフリーエンジニア案件の業界動向

フリーエンジニアへの転身を考えるにあたって「初心者OK」の求人がどの程度あるかは大いに気になるところですが、数はそこまで多いわけではありませんが、エンジニアが圧倒的に不足している現状では見通しは明るいと言えます。

フリーランスのエンジニアが必要とされている背景には、日本の深刻なIT系エンジニア不足があります。経済産業省は2019年4月に「IT人材需給に関する調査」を公表し、将来的なIT人材の不足を指摘しています。その調査によると2018年時点でもIT人材が約22万人不足しており、今後IT市場が順調に成長した場合は2030年には現在の2倍以上の約45万人が不足すると試算しています。

※参照元:「IT人材需給に関する調査」(経済産業省)(https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/gaiyou.pdf

特に中小企業は人材の確保に苦慮しているのが現状です。この状況を打開するために独自で人材育成に取り組む企業も増えつつありますが、もちろん人材をゼロからエンジニアに育成するには時間もコストもかかります。

このような社会情勢の中で、自社で教育コストをかけずに優秀な人材を確保したいという企業側の思いからフリーエンジニアへのニーズがさらに高まりつつあり、初心者や未経験者向けの求人案件も増えています。初心者が決して有利というわけではありませんが、今後も人手不足が続くと予想されている中で、今からスキルを身につけておくと良いでしょう。

特に最近はAI(人工知能)やIoT、ビッグデータに関する知識やスキルを持つエンジニアの需要が高まっており、これらの知識がある人材に関して現場経験に関わらず募集する案件が増えていく可能性があります。ですから、これから特定のプログラミング言語を極めるのであれば、AIやIoTの開発に多く使われているPython、大規模なインフラやデータベースの扱い方など、こうした需要にマッチするスキルを選ぶと良いでしょう。

初心者OKフリーエンジニア案件の特徴

フリーランス向け求人で「初心者OK」の案件にはどういった特徴があるのでしょうか?ここでは初心者向けの案件の特徴を紹介しつつ、エントリーに必要なスキルや経験について解説していきます。

業務内容

求人側が「初心者OK」としている場合は、ある程度知識やスキルがある人材をフォローしながら仕事を進めていくことを想定しているとみてよいでしょう。そういった案件はプロジェクトの一部作業に関わるタイプのものが多く、難易度もやや低めの場合が多くなります。そのため、多少経験不足であってもプログラミングやシステム開発の知識がある程度あれば契約に繋がるケースもあります。

もちろん、初心者OKの場合も、個々の案件によって業務内容は異なります。例えば、開発業務の求人で、JavaやC言語など開発で多く使われるプログラミング言語が扱えて現場経験が多少でもある人を「初心者」として募集している場合もあります。

一方、HTMLやSQLなどWeb構築で主に使われるスキルで応募できる案件や、プログラミング言語の知識はあってもほぼ未経験に近い人が応募可能な案件は、テスト作業や基本設計作業、ヘルプデスク作業、小規模システムの監視など、比較的難易度の低い業務に携わるものが多いと言えます。

最新案件

単価や年収の相場

一口に「エンジニア」といっても、システムエンジニア、Webプログラマー、アプリケーションプログラマー、組み込み系プログラマーなど多くの種類があります。初心者向けのフリーエンジニア案件の単価や年収もこれらエンジニアの種類によって異なります。

システムエンジニアの平均単価・年収

システムエンジニアの場合「初心者OK」の案件は多くはありませんが、システムエンジニアはプログラマーの上位職とみなされるため、初心者であっても単価は高めです。単価は1か月あたり上限40~60万円程度で、この平均単価で計算すると年収480~720万円程度が見込めます。フリーランスのエンジニア全体から見れば、そこまで高額の単価、年収であるとは言えませんが、会社員時代より高収入を目指すことは十分可能です。

Webプログラマー

WebプログラマーはWeb上のシステムなどを開発したり、コーディングを行ったりするエンジニアです。HTMLやCSSの知識のみで応募できる初心者向け案件は1か月あたり上限40~50万円程度が相場です。この平均単価で計算すると年収は480~600万円程度が見込めます。

アプリケーションプログラマー

アプリケーション開発を行うアプリケーションプログラマーの初心者向け案件は1か月あたり上限40~70万円程度が相場です。この平均単価で計算すると年収は480~840万円程度が見込めます。

組み込み系・制御系プログラマー

組み込み系・制御系プログラマーは、家電や車などの中で機器を動かしたり制御したりするプログラムを組むエンジニアです。初心者向け案件の相場は1か月あたり上限40万円程度で、この平均単価で計算すると年収は480万円程度です。

テストエンジニア

システムなどをチェックし、バグを発見した場合に修正を行う業務です。スマホの各種アプリやWebなどの複雑化が急速に進む中、テストエンジニアの需要は特に高まっています。初心者向け案件も比較的多く、1か月あたり上限30万円程度から案件があり、60万円程度の案件もあります。この平均単価で計算すると年収は360万円~720万円程度が見込めます。

勤務体系

自分で好きな勤務体系を選べるのがフリーランスの大きなメリットですが、勤務体系にはさまざまな種類があり、契約する時点でよく確認しておく必要があります。一般的には以下のような勤務が考えられます。

  • フルタイム常駐型勤務(1日実働8時間 週5日)
  • 週3日~4日常駐型勤務
  • フルタイム完全リモート型勤務(在宅勤務)
  • フルタイム勤務、一部リモート可(出勤勤務+在宅勤務)
  • 時短勤務
  • シフト制勤務
  • フレックスタイム制勤務

一般的なフリーランスエンジニアの案件では、フルタイム常駐型の勤務がほとんどです。また、特に運用、保守を担当する案件の場合には夜勤や土日出勤が含まれていたり、シフト制を敷いていたりすることを理解しておく必要があります。求人にエントリーする前にしっかりと確認しておきましょう。

初心者OK高単価案件の特徴

初心者向け案件で高単価の案件は非常に限られています。そういった「初心者OK」の高単価案件は、他ジャンルでの十分な実務経験や高いプログラミングスキルなどを求めているものがほとんどで、全くの初心者が採用される可能性は極めて低くなります。高単価案件を希望する場合は、現場で経験を積んでスキルを身につけた上で、改めて挑戦する方法が近道です。

初心者OK案件にエントリーするうえで大切なこと

初心者OKの案件にエントリーするにも必要なスキルがあります。特に初心者の場合に重要視されるのは最低限のコミュニケーションスキルです。

和気あいあいと作業する現場や黙々と作業を進める現場など、職場には様々なカラーがありますが、どういった職場においても円滑なコミュニケーションは業務を進める上で欠かせない要素です。

特に初心者の場合は、他のメンバーの助力が必要なシーンが頻繁に発生することが予想されますから、コミュニケーション力は極めて重要なスキルといえます。

初めての職場でも他のメンバーと職務上必要なやりとりができるようにコミュニケーション力を鍛えておきましょう。

また、案件に採用されるためには自分のスキルを証明する必要があります。職務経歴書が埋められない場合などは特に、どんなスキルがあるのか客観的に証明するためにIT系の資格が役に立つこともありますので、取得しておくことをおすすめします。

フリーランスに向いているのはこんな人

誰でもフリーランスとして活躍できるわけではなく、フリーランスにも向き不向きがあります。ここからはフリーランスに向いている人の特徴を紹介していきます。

自分の仕事が好きで努力できる人

自分の仕事が好きで努力できる人はフリーランスに向いているといえます。新しい技術やトレンドが次々と出現する中、フリーランスとして求められ続けるためには、常に勉強して自分を高め、相応のスキルや知識を身につけていくだけの意欲が必要です。

ですから、自分の仕事が好きで、業務時間以外でも勉強や情報収集が苦にならないという人はフリーランスに向いていると言えます。

自分に足りないところを把握して、その課題をクリアできる問題解決の力がある人は、どこへ行っても重宝されるフリーランスになれるでしょう。

セルフマネジメントができる人

セルフマネジメントができない人はフリーランスで活躍するのは難しいでしょう。フリーランスの場合、スケジュール管理からプライベートと仕事の切り替え、健康保険の支払いや確定申告など金銭面の管理まで全て自分でコントロールする必要があります。

特に在宅で勤務する場合、仕事以外の誘惑も多くなるので、自分でコントロールできないと作業が遅延してしまうこともあります。自らを客観的に見つめ、律することができる人がフリーランスに向いているといえるでしょう。

人とコミュニケーションを取るのが好きな人

フリーランスは、人とコミュニケーションを取るのが好きな人に向いています。

フリーランスとして働いていると、さまざまな場面で人と話すことになります。

まず、自分で仕事を獲得する必要がありますので、営業を行ったり、営業の一環でクライアントと面談したりと交渉することもあります。クライアントとの打ち合わせに出席して意見交換を行う場合もあります。

そのため、フリーランスを目指す場合、他者とコミュニケーションを取ることが苦にならないことが条件といえるでしょう。フリーランスの場合は会社員時代に比べ、むしろ積極的にコミュニケーションを取りに行き、多くの人と信頼関係を築くことが必要なのです。

フリーエンジニアとして活躍するには

フリーランスのエンジニアとして活躍するためには、活躍したい分野のスキルを磨くことが大切です。例えば、どのプログラミング言語を極めるか、JavaなのかPythonか、C言語かなど選ぶ言語によって活躍しやすい分野が異なります。自分が活躍したい分野に合わせてスキルを習得しましょう。

スキルを磨くには動画サイトや書籍を利用する方法が手軽で費用も抑えられます。スクールや勉強会に参加する方法もあります。フリーランスのエンジニアを対象にした勉強会も各所で開催されています。こういった場で他のエンジニアと出会い、交流を深めることでモチベーションが高まることもあるでしょう。

勉強会は、グループディスカッションなど参加者が交流することに重点を置くものや、セミナー形式で講話を聞くものなどがあり、意見交換をしたり新しい知識を深めたりする絶好の機会になります。

加えて、フリーランスとして必要になるコミュニケーション力を高めるために、普段から他者とコミュニケーションを取るように意識して過ごしてみるのもよいでしょう。初めて会う人とでも信頼関係を築けるようなコミュニケーションスキルを少しずつでも磨いていきましょう。

まとめ

フリーエンジニアには豊富な実務経験や高度なスキルが必要だと考えられがちですが、初心者向けの案件もあります。もちろん、案件を獲得するためには、プログラミングスキルやコミュニケーション力が必要です。まずは求人にエントリーできる条件を満たすだけの基本的なスキルを身につけるところから始めてみてはいかがでしょうか。