外国語や英語が必要なフリーエンジニア案件に求められる語学力のレベルは?

ITはグローバルな業界であるため、英語とも密接な関わりがあります。特にエンジニアは、高い英語スキルを持っておくと有利です。実際に外国語や英語ができるエンジニアを募集している案件もあります。そこで当記事では、外国語案件の特徴やエンジニアに必要な語学力のレベル、学習の方法などについて解説していきます。

目次

  1. 英語や外国語が必要なフリーランスエンジニア案件の特徴
  2. 英語や外国語を学んで高単価のフリーランス案件を獲得しよう
  3. エンジニアに求められる語学力のレベルと外国語を学ぶメリット
  4. エンジニアにおすすめの英語や外国語の学習方法
  5. まとめ

英語や外国語が必要なフリーランスエンジニア案件の特徴

エンジニアにとって、英語力はあると便利なものであることは間違いありません。最新の技術関連のドキュメントは英語でしか公開されていないことがあるためです。

また、フリーランスエンジニアの案件には、外資系企業での管理や英語のアプリ開発など、外国語のスキルがあると有利になるものがあります。外国語が得意なエンジニアは、案件取得のためにそのような案件を探すのも一つの手です。募集内容は、「通訳」「翻訳」「海外の顧客との折衝」「英語ソフトの開発」「外資系企業での管理業務」など多岐に渡ります。案件によってレベルが異なりますので、自分の語学力に合ったプロジェクトを探しましょう。

業務内容

先述の通り、英語が必要な案件にはさまざまなものがあり、求められるスキルや経験が大きく異なります。たとえば「外資系企業のPMO」「海外顧客折衝」「海外からの問い合わせ対応」といった業務では、日本人以外とのやり取りが発生するため、高いレベルの会話力が必要となります。翻訳やマニュアル作成をすることもあるので、ビジネスレベルの文章作成能力が求められることもあります。

また、開発の分野では、簡単な読み書きレベルからネイティブレベルを求める案件まで幅広い募集があります。簡単な読み書きでも対応できる案件は、チームに外国籍の方が少数いる場合などです。頻繁には外国語を使用しないので、簡単な会話や読み書きレベルでも採用される可能性があります。

一方、外国語を頻繁に使用するアプリ開発や海外向けのサービス開発では、高いレベルが要求されるでしょう。英語のアプリや海外向けのソーシャルゲームなどの場合、ネイティブの表現でないと不自然になってしまうからです。

単価や年収の相場

英語案件の単価相場は40万円~120万円/月となっており、年収にすると480万円~1440万円です。単価に大きな幅がありますが、業務内容が多岐に渡るためと考えられます。たとえば、既存のサービスを海外版にローカライズする案件や検証業務、ヘルプデスクなどは、エンジニアとしてのスキルや経験が少なくても取得できる可能性があります。このようなスキルや経験が少なくても取得できる案件は、通常の案件と同様に単価が安い傾向にあります。

一方で、エンジニアとして高い技術が必要で、かつ高い語学スキルが求められる場合は単価も高額になります。単価が100万円を超えるような案件は、海外顧客との折衝や上流工程が含まれます。もし今よりも高単価を望むのであれば、エンジニアとしての経験・スキルに加えて、英語の能力を身に着けると大きな強みになります。

勤務体系

外国語関連の案件でもエンジニアとしての業務は大きく変わらないので、勤務体系が通常の案件と異なることはありません。ほとんどが週休2日制の5日勤務で、現場への常駐勤務です。ただし、ヘルプデスクなどの案件では、土日対応などが発生する場合もあります。また、時短で募集している案件はあまりありませんが、フレックス対応しているケースはあります。

勤務時間や残業時間などは案件によって大きく異なりますが、夜中の対応などイレギュラーが発生することは少ないでしょう。外国語を要求される案件のほとんどは対面でのコミュニケーションが必要となるので、リモート案件はほぼありません。

英語や外国語を学んで高単価のフリーランス案件を獲得しよう

英語が使える人材を必要とする案件は、主に外資系企業やサービスを海外展開している大企業が募集しています。企業やサービスの規模が大きいとプロジェクトの予算も大きくなるため、高単価になりやすい特徴があります。

また、ITの新しい情報や技術の多くは、海外から出回ります。そのため、外国語が堪能であれば、新しい情報をいち早くキャッチアップできる能力も高くなるのです。企業も常に新しい技術を求めているので、外国語を高いレベルで習得している人材は市場価値も高くなります。

エンジニアに求められる語学力のレベルと外国語を学ぶメリット

英語をあまり話せなくてもエンジニアで活躍することはできますが、エンジニアとしての技術を高めるために英語のスキルは重要です。ここからは、エンジニアに求められる語学力のレベルと、外国語を学ぶメリットについて解説します、

エンジニアが英語や外国語を学ぶ必要性

海外から発信される最先端技術は、日本語のドキュメントがないことがほとんどです。また、翻訳があっても非常に分かりづらいこともあります。いち早く新しい技術を取り入れるためには、英語のサイトを参照しなければならないので、原文で理解できることは大きな強みになります。

また、新しい技術で何らかのトラブルがあった際、日本語では解決策が見つけられないこともあります。海外のサイトを理解できれば、参照先の幅が広がり、トラブル解決の糸口も見つけやすくなります。海外のIT関連のコミュニティはレベルが高いので、日本のエンジニアにもかなり役立つでしょう。

さらに、英語のレベルが向上すると、英語でブログを書いたり、海外のカンファレンスに登壇できるようにもなります。そうすると、働く場所を探す際にも有利です。外国語での情報発信の実績をアピールできれば、日本だけでなく海外で働くことも可能です。海外に進出している日本企業の海外支社で勤務する選択肢もあります。エンジニアとしての技術向上や活躍の幅を広げるために、外国語は有効なスキルの一つといえます。

エンジニアに求められる語学力のレベル

エンジニアに求められる外国語のレベルは、案件によって変化します。たとえば、英語のスキルが絶対に必要な現場ではTOEIC750点以上など、明確な条件を出していることがあります。外国籍の方や海外の大学を卒業している方以外は、英語のスキルを示す証明としてTOEICTOEFLIELTS英検などを受けておくとよいでしょう。

ビジネスで英語を使用するのであれば、英検準1級以上TOEIC800点以上TOEFL iBT80点以上IELTS6.0以上が一つの目安です。

また、日本の企業では英語の案件が多いですが、グローバルに活躍したいのであれば他国の言語を学ぶのも一つの手です。中国語やスペイン語、ドイツ語などの言語が必要であれば、それぞれの言語の試験に受験することも重要です。たとえば中国語では中検HSKTECC、スペイン語はDELE西検、ドイツ語は独検ゲーテ・インスティトゥート検定試験などがあります。検定によって読み書きや単語力、コミュニケーションなど特化している部分が異なりますので、ビジネスに必要なものを選択して受験しましょう。

実際の業務では、海外サイトの参照から仕様書や文章の作成、ネイティブとのコミュニケーションまで求められることがあります。単純な読み書きができるレベルでも役に立ちますが、ネイティブレベルであれば取得できる案件の幅がより広がるでしょう。

エンジニアが外国語を学ぶメリット

IT関連の新しい技術は、英語圏による発信がほとんどです。もし英語に明るいのであれば、日本ではまだ流行っていない有益な技術をいち早く利用できます。IT企業は常に新しい情報をキャッチアップして進化することが求められますので、世界中の新しい技術に触れられる人材は重宝されるでしょう。

さらに、近年では外国籍のエンジニアも増えており、コミュニケーションで共通言語である英語が使用される現場も多くなっています。特にさまざまな人種がいる外資系企業では、英語ができる人材が求められます。先述の通り、外資系企業は高単価の案件も多いので、年収を上げられる可能性があります。

また、当たり前の話ですが、プログラミング言語は英語を元に作られています。英単語に馴染みがあれば、その分プログラミング言語の習得にも活かせるはずです。よりわかりやすいコーディングもできるでしょう。英語が苦手なせいで恥ずかしいスペルミスをしてしまった、なんて話はたくさんあります。

エンジニアにおすすめの英語や外国語の学習方法

受験や資格取得のための学習とは違う、エンジニア向けの学習方法をご紹介いたします。通常の英語学習に加えて、こうした学習を取り入れることで、より効率的にビジネスに役立てられるでしょう。

英語の動画を見る

一昔前とは違い、今や英語学習に役立つさまざまな無料コンテンツがあります。その一つがYouTubeです。

YouTube上には、ネイティブからネイティブレベルに上達した方まで、さまざまな人が英語に関する動画を公開しています。上手な勉強法や上達するコツを紹介している動画も多いので、大変参考になります。もちろん別途英語学習をするのも大事ですが、英語学習のモチベーション向上や、動画を観ながら楽しく続けられる点がメリットです。

また、TEDを観るのもおすすめです。TEDには世界の著名人が5分〜20分という比較的短い時間で各々の知見をスピーチしている動画が集まっています。様々なカテゴリーがありますがテクノロジーについての動画もかなり充実しています。

どの動画も内容がおもしろいのでどんどん観たくなりますし、Youtubeのように英語学習に関係ない余計な動画を観てしまう可能性が低くなります。日本語字幕がついた動画も多いため安心ですし、英語のスピーチを英語字幕で観るなど、様々な方法でヒアリング能力が鍛えられます。

オンライン学習サービスを利用する

アメリカでは、さまざまなオンライン学習サービスが展開されています。全編英語なので英語が全くできない方には敷居が高いですが、ある程度英語ができてステップアップを考えている方にはおすすめです。

主なオンライン学習サービスとしては、LyndaPluralsightTreehouseUdemyCodecademyなどが有名です。プログラミング言語からPhotoshopなどのデザイン、SEO、データ分析など、ITに関わるさまざま情報が学習できます。

たとえばTreehouseは、プログラミング言語学習に強いサービスです。アプリケーションやサイトを学習の過程で構築できるので、実践形式で覚えられます。

また、これらのサービスは、毎月支払うサブスクリプションタイプと都度購入するタイプの2種類に分かれます。上記の例でいうとLynda、Pluralsight、Treehouse、Codecademyの4種類がサブスクリプションタイプに該当します。一方Udemyは、学習コースを都度購入するタイプです。

いずれも有料なのでお金はかかりますが、生きた英語とIT関連の技術が学べるとても便利なサービスです。

技術系英語メディアやコミュニティサービスを活用する

こちらもある程度英語ができる方向けの方法ですが、海外のIT関連メディアやサービスも役に立ちます。たとえば、技術系メディアとして有名なTechCrunchでは、海外の技術系の情報を多く取り扱っています。日本語版も提供されていますが、英語の記事に触れて学習に役立てましょう。

そのほか、ITやエンジニアと関わるニュースを取り上げるThe Vergeが有名です。幅広いニュースを扱っているので、世界のサービスの動向や新しい技術を知る有効な手段となります。

また、海外版のQiitaのようなMediumや、開発者のコミュニティサービスであるdev.toもおすすめです。英語をツールとして使いながら、IT関連の有益な情報を取り入れることができます。

OSSにコントリビュートする

自分のお世話になっているライブラリなどのOSSに、プルリクエストを送ってみましょう。そんな大それたことはできないと思うかもしれませんが、必ずしも機能追加やバグ改修をしたりする必要はありません。メイン機能に比べて後回しにされがちな、ちょっとしたタイポやリファクタリングでも十分歓迎してもらえます。コミットメッセージやIssueのやり取りには主に英語が使われるので、ネイティブを始めとする英語話者とコミュニケーションが取れるうえ、技術的なフィードバックを得られる可能性もあります。英語も技術力も両方鍛えられ、コミュニティの活性化にも寄与できる、何重にもおいしい方法です。

読み終わった技術書の原書を読む

海外の技術書は難しい単語も多く、外国語のスキルが高くないとすらすらと読むのは難しいでしょう。そこで、翻訳されたものがある場合、日本語訳を読んだ後に原書を読んでみることをおすすめします。すでに日本語で内容を把握しているので、原書でも文章がより理解しやすくなります。

多忙なエンジニアが英語学習を継続するには、楽しくできるものや隙間時間でできるもの、エンジニアの勉強にも通じる学習方法を取り入れることが鍵となります。英語アプリや動画など、無料で学習できるサービスも豊富に展開されていますので、さまざまサービスを活用して、自分に合った方法で続けていきましょう。

まとめ

エンジニアが外国語を身に着けると、単価アップや取得できる案件の幅を広げられる可能性があります。特にグローバルに活躍したい方は、外国語を習得することが必須です。効率的かつ継続して英語学習ができるよう、動画やアプリを活用するなど勉強方法を工夫することが大切です。