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会社員とはここが違う?フリーランスエンジニアに関する7つの特徴

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目次

エンジニアの需要は年々増加中。あらゆる業種でインターネットが用いられるようになったり、コンピュータを搭載するモノが次々に登場したりする、IT業界の目覚ましい発展がその背景にはあります。また少子高齢化による技術者の絶対数が減った、従来以上に高度な技術が求められるようになったなど、IT業界全体が深刻な人材不足に陥っている状況も大きな理由になるでしょう。

そんななかで、一定以上の経験と知識を得た企業のエンジニアが、「フリーランス」として働きはじめるのはそう難しいことではなくなっています。それでもなにかを新しくスタートさせるときは、必ず何らかのリスクがつきまとうもの。このまま会社員として働き続けるのか、あるいはフリーランスとしての一歩踏み出すのか、どちらを自分は望んでいるのか。あらためて考える時期が来ているのかもしれません。

会社員エンジニアとフリーランスの違い

会社員のエンジニアとフリーランスのエンジニアは、実際のところなにが違うのでしょうか。すべてを挙げるとキリがないが、たとえば以下のようなポイントはおさえておきましょう。

キャリアが予測できるかできないか

国内企業のほとんどが、日本型雇用と呼ばれる「年功序列制度」を長らく取り入れていることは、おそらく誰もが知っていることでしょう。勤続年数や年齢などに応じて、役職および給料が変動するシステムであるために、会社員として働いていればキャリアを年次である程度予測できます。一方でフリーランスにはこれがありません。そもそも制度自体が存在しないので、キャリアを形成できるかどうかはすべて自分次第となります。

福利厚生があるかないか

企業は社会保険各法、均等法、労働基準法などにより、従業員に対する福利厚生が義務付けられています。厳密にいえば、法定福利と法定福利があり、前者の法定福利に該当する「健康保険」「厚生年金」「労災保険」「雇用保険」が法律で定められた範囲となっています。 よく「住宅手当」「リフレッシュ休暇」「食事手当」などの福利厚生をみかけますが、これらは企業が従業員の生活をさらに豊かにするために導入しているものです。働きやすい環境にして離職率を下げたり、業務効率アップを狙ったり、さまざまな狙いがあるわけだが…とにかくフリーランスには以上のような福利厚生はありません。すべての費用を、個人事業主として得た報酬から支払う必要があります。

待遇の意味が異なる

会社員のエンジニアにとって、企業からの待遇はもっとも気になるところですよね。職場での評価をもとに地位や給与が決められるので、生活に関わってくる見過ごせないポイントです。ところで少し話は逸れるが、「待遇」という言葉の意味をご存じでしょうか。大きくふたつの意味があり、ひとつは上記のように地位・給与・勤務時間など、雇用者が勤労者に対する処遇のこと。もうひとつは人をもてなすことです。 フリーランスはこのうち後者にあたる意味のほうが強くなるのではないでしょうか。というのも、企業に属さないために自分の処遇は自分で決めることになる上、自身の技術を用いて先方の要望に応え続ける生活になるからです。つまりは、会社員のエンジニアが処遇による待遇を気にするところ、フリーランスは人へのもてなしを気にしなければならないということです。これは会社員とフリーランスの根本的な違いだといえます。

エンジニアがフリーランスになるメリット

ここまでみると、会社員のエンジニアがフリーランスになるのは、かなりのリスクがあるようにみえます。キャリアを形成できるかどうかは自分次第であるし、福利厚生にかかる費用も自分で捻出しなければなりません。しかし視点を変えてみると、企業におけるしがらみがすべてなくなるともいえます。 たとえば、前項で触れた年功序列制度。この制度は度々議論を呼んでいますが、よく論点になるのが昇進にあたって本人の「業績」や「能力」に加え、「勤続年数」や「年齢」がやはり重視されるために、往々にして適正な評価を得られないといったことが起こります。どれだけ成果を上げても一定以上の待遇は見込めないがために、与えられた環境下で地道に結果を積み上げていくしかありません。 ただ一方で、与えられた仕事を着実にこなしてさえいれば自然とキャリアは形成され、安定した生活を手に入れることができます。もしかすると、そこに仕事がデキるとかデキないとかいう成果の話は、あまり考慮されないかもしれません(もちろん実力は影響するが)。近年はこのような“年功序列”を廃止する企業も出てきているようですが、もはや慣習化しているものであり、とくに大企業とされる組織については今後も根深く残り続けると思われます。 フリーランスになると、このジレンマと決別できます。いわゆる成果主義にあたる働き方なので、自分の評価がそのまま報酬として返ってきます。企業のなかで十分な経験と技術を身に付けていながらも、適正な評価を得られずにどこか物足りなさを感じている場合、ひとつの選択肢としての独立は決して間違っていません。現在よりも収入が大幅にアップするかもしれないし、社会的評価も格段に上がる可能性もあります。とくに収入に関してはフリーランスへの転身により、会社員時代と比べて倍程度になったケースも少なくありません。

フリーランスエンジニアになる前に知っておくべきフリーランスのデメリット

とはいえ、フリーランスへの転身はメリットばかりではありません。先述したように会社員のようにキャリアが約束されていないので、先行きは非常に不安定。とくに駆け出しのころは、案件を受注するにも相当な苦労を要します。転身前に相当な技術力と人脈を獲得し、業界内で知らない人はいないという状況なら話は別だが、ほとんどの場合は1つひとつの案件を着実にこなし、少しずつ実績を積み上げなければなりません。 そして一定の収入が確保できるようになっても、いつ仕事がなくなるか分からない、何らかの事情で仕事ができないと収入が減る、などの不安要素とはいつだって背中合わせです。万が一のことが起こってしまうと、いきなり収入がゼロになる可能性もあります。だから経済的な問題だけでなく、精神的なプレッシャーを感じるシーンも少なくないでしょう。それに立ち向かえるだけの覚悟と自信がなければ、フリーランスエンジニアとして働くのは困難かもしれません。 もうひとつ、役職や肩書きがない点についても触れておきたいとおもいます。ここ数年でフリーランスという働き方が認知され、社会的な信用も徐々に得られつつありますが、やはり世間一般からするとまだ信頼に足る存在ではないのが事実。また各種ローンを組んだり、カードを作ったりする際にも、フリーランスであるがために手続きがスムーズに運ばないこともあります。ただ名が知られるようになれば、業界内では良い反応を得られるようになります。それまでに考えられる苦労については、転身前にできるだけ理解しておきましょう。

どんな職種・スキルがフリーランスエンジニアとしてニーズがあるのか

フリーランスエンジニアに転身する前に、業界全体としてどんな人材を求めているのか、そのニーズをきちんとおさえておくほうが望ましいです。まずキャリアの浅いフリーランスでも参画できる案件では、システム設計および開発の経験が求められる傾向が強いです。 たとえば、フェーズで言うとテスト設計/仕様書作成/基本設計/保守開発、職種で言うとネットワークエンジニア/データベースエンジニア/テストエンジニア周辺の仕事が多いといえます。 ただスケジュール進行管理やタスク管理といった、マネジメント業務の経験を必須とするケースもあり、求められるレベルは様々です。 言語スキルでみると、JavaScript/PHP/HTML/jQuery/CSSのうち複数の経験は持っておくと大変強みになります。 とくにJavaScriptに関しては、必須スキルとして募集要項に盛り込んだ案件が多いの傾向にあります。もっとも標準規格に近い言語として人気を集める言語なだけに、転身にあたってあらためて勉強しようという必要はありませんが、プロジェクトに参加するひとつの手段となりうるので確実におさえておくといいでしょう。 次に高単価の案件では、プロダクトマネージャーやプロジェクトリーダーといった、上流工程の経験を求める案件が増える傾向にあります。 最低限の言語スキルは当然として、それに加えたリスクコントロールやチームマネジメントが必須となります。また言語スキルについては、より専門性に富んだ高い技術をいくつか有するか、どんな言語でも操れるようなマルチな技術を有するか、この2択のいずれかが望まれます。キャリアの浅いフリーランス向けの案件に比べると、経験年数も平均3年程なため、豊富な知識量が必要になるのは当然ですね。

フリーランスエンジニアの求人にはどんな業種の案件があるのか?

業界が求める人材をおさえたあとは、どんな業種の案件があるのかをひと通り把握し、自分とマッチングする仕事を探してみてください。たとえば、FAworksの案件情報は「WEB系」「アドテク系」「ゲーム系」「アプリ系」「業務系」「金融系」「証券系」「その他」といった、計8個の業種に分類されています。このなかからもっとも得意とするジャンルを選べば、自分の価値を最大化できるはず。与えられる仕事ではない、自ら仕事を選ぶというフリーランスの醍醐味ともいえるポイントですので、慎重かつ大胆に選定しましょう。参考までに、近年注目されている3つのジャンルをピックアップして、その特徴を簡単にご紹介します。

WEB系

さまざまな企業が参入する業種であるために、案件数がもっとも増えているジャンルです。全体としてアジャイル系の開発スタイルをとっており、スピードを重視しつつも利用者の要望を随時取り入れる、高い柔軟性が求められます。

アドテク系

WEB系と並ぶ盛り上がりをみせる、近年急速に市場を拡大しているジャンルです。マーケットの加速と比例するかのように最新技術が次々に導入されているので、時代のニーズに沿った先端技術を必要することもあります。

ゲーム系

近年はスマホゲームにおける、企画・開発・運用の案件が急増しているジャンルです。なかでも新規開発案件が主流であり、システム開発経験だけではない、フロントエンドの経験を必須とする案件も少なくありません。

フリーランスのエンジニアを支えるフリーエージェントとは

フリーランスになると営業や契約処理、顧客管理などといった、本業ではない業務をすべて自分でこなさなければなりません。そのため、フリーランスエンジニアの多くはエンジニアの本業ではない雑務を代行してくれる、「フリーエージェント」という仲介業者を利用しています。では、どんなときに役に立つのでしょうか。

営業活動の手間がない

案件を受注するために必要となる営業活動は、本業と同時並行で進めるのはかなり困難です。先方のところに面談へ伺ったり、契約書類をまとめたりするだけでも相当な時間を要するために、本業に手がつけられなくなることもしばしばあります。そんな営業活動の一切は、フリーエージェントに任せてしまいましょう。単価交渉・条件交渉・契約書類等の作成などのプロなので、あらゆる業務がスムーズに進みます。なにより、本業に集中して取り組める環境を構築できるのは、大きなメリットです。

案件を複数の候補から選べる

個人だと抱えきれる案件数に限界があり、知らず知らずのうちに選択肢が狭まっていることも。一方でフリーエージェントであれば、常にさまざまな案件を扱っているので、どのような状況であっても幅広い候補から自分が求める仕事をチョイスできます。とくに転身したばかりなどで、実績や人脈がまだ少ないときはフリーエージェントの恩恵を受けやすいです。フリーランスの第一歩として積極的に活用していきましょう。

トラブル対応がスムーズ

フリーランスとして活動していると、何らかの理由によってトラブルが起きることもあります。その際、対応に追われて本業の進捗に影響が出てしまった、という二次災害が発生するケースも珍しくありません。ひとつのトラブルが大きな負担につながることはフリーランスが心がけておくべきポイントですが、やはりできるだけリスクは減らしておきたいところです。そこで出番となるのがフリーエージェント。自分の窓口となってくれるので、状況確認から伝達事項の共有などをすべて担ってくれます。もちろんエンジニア本人が出る場面もありますが、そこにかかるコストを最小限にする意味ではとても頼りになるはずです。

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フリーランスとして案件に参画するまでの流れ

最後にフリーランスエンジニアが案件に参画するまでの流れを、順序を追ってみていきます。

① 案件を探す

案件に参画するスタートとなるのが、探す段階です。人脈を使ったり、何らかの問い合わせがあったり、フリーエージェントを利用したり、その方法は状況によってさまざまでしょう。受注したい案件がみつかれば、先方に連絡をして打ち合わせのアポイントメントをとります。ちなみにフリーエージェントを利用するときは、職務経歴書を送付し、担当者とのカウンセリングを経た上での案件紹介となり、以降も契約までのサポートを担当することとなります。

② 面談

面談では、はじめに案件の概要を再度確認します。プロジェクトはいつ始まりいつ終わるのか、どのようなプロジェクトなのか、工程にかかるスタッフは何名か、作業場はどこかなど詳細に聞いておきましょう。次に自分の実績、言語スキル、そのプロジェクトに対してどうアプローチできるかなどといった、強みを明確に話します。

③ 条件等の調整

面談後は、先方による具体的な条件提示があります。納得のいく内容であれば契約段階に移りますが、ほとんどの場合は何らかの調整をします。それは単価であったり就業時間であったり、理由は多岐にわたるはずですが、いずれにしても自分が納得できた段階で次に進みましょう。ただあまりに無理な提案をすると、案件の参画自体が見送りになりますので、適度な駆け引きを心がけてください。

④ 契約

調整を終えると、案件への参画について双方が合意する契約段階に入ります。案件に関する最終確認をしたあと、機密保持誓約書、個別契約書、個人情報の取扱に関する覚書などの必要書類を取り交わせば、参画確定です。以降は契約条件に基づいた就業となります。

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