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C++のフリーランスエンジニア求人案件に必要なスキルと年収相場

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オブジェクト指向って何?C++の基礎知識

C++の特徴の一つであるオブジェクト指向というのは、構造化プログラミングの次に登場したプログラミング構築の概念です。構造化プログラミングとは、入出力や更新などの処理単位ごとにプログラムを作り、それぞれメインとなるルーチンから呼び出して処理させるという考え方です。構造化プログラミングが登場する前は、処理の順番にプログラムを記述していく方式だったため、非常に見づらくまとまりのないものでした。

それが構造化され、さらに進化してオブジェクト指向となりました。構造化プログラミングの利点は、すべてのプログラムが同じ構造になることです。そのため誰が作っても同じ形のプログラムになるので、バグがあったときの対応やメンテナンスがしやすくなり、作業効率が大幅にアップしました。

また、構造化プログラムは機能単位で実装されるため、共通する機能であれば、すでにあるプログラムをコピーして使用できます。そのため次のプログラムを作るのに手間が省けるというメリットもあります。しかし、構造化プログラムも、大規模システムになるとバグが発見しにくい、という欠点がありました。この欠点をカバーするために誕生したのがオブジェクト指向という概念です。

オブジェクト指向には「カプセル化」、「ポリモーフィズム」、「継承」という3つの概念があります。「カプセル化」は手続き処理とデータを一体化させ、まるでカプセルのように中に閉じ込めてしまう、というものです。この一体化したものをオブジェクトと呼びます。一体化することでカプセル内の情報が保護され、バグも発生しにくくなります。

「ポリモーフィズム」とは共通のメソッドを複数の別の目的に使用できるようにするものです。共通のメソッドを呼び出すだけで、ほとんど書き換えることなく新たな機能を追加できるため、ヒューマンエラーを減らすことにもつながります。

「継承」は、新規にオブジェクトを作るときに既存のオブジェクトの性質を受け継ぐという概念です。共通している定義を再利用し、そこに新たな機能を追加するだけでよいため、手間が省け、コード自体もよりシンプルに見やすくなります。

このようにオブジェクト指向は、記述をよりシンプルな形にできるため、作業量を軽減でき、バグを減らし、データ管理もしやすくなるというメリットがあります。

C++のエンジニアの仕事内容は?

C言語をオブジェクト指向に進化させたC++は汎用性が高く、あらゆる分野で使われています。代表的なものとしてゲームプログラムが挙げられます。そのほか、医療系や自動車、航空業界などのシステム開発現場でも、多くのC++のエンジニアが活躍しています。また、通信系や制御系、オープン系などにもC++言語が使われています。さらに家電製品やスマホなどに組み込まれるプログラムやソフト、ロボットの人工知能開発もC++が使われています。

デバッグがしやすいという特長もあり、開発言語としても非常に優れていますが、一方で習得難易度が高く、エンジニアは常に不足しています。C++を習得すれば、就職時に有利になるのは間違いありません。

C++のフリーランスエンジニアとして求められるスキルは?

C++のフリーランスエンジニアになるには、大きく分けて2つのスキルが必要です。それは高度な専門スキルとコミュニケーション・スキルです。システムエンジニアは、プログラム開発の上流工程を担当します。中でも重要なのが導入設計です。これは顧客のニーズを理解して、それをプログラム上で実現させるにはどうすればいいかを考える、かなり難易度の高い業務です。

システムエンジニアは原則としてプログラミングはしませんが、顧客の要望をシステム上に反映させることが可能かどうかは、幅広いプログラミングの知識・経験がないと判断できません。そのためプログラミングからシステム構築まで、全体を把握できるだけの技量がないと務まりません。

また、顧客の要望を反映させるためには、十分な話し合いが必要です。顧客の意見を吸い上げ、満足度の高いシステムを構築するためには、顧客との連携はもちろん、まわりのエンジニアとの連携も密にして開発していくスキルが必要になるでしょう。

フリーランス向けにはどんな開発案件があるの?

C++は制御系からオープン系、家電製品の組み込みからスマホまで、あらゆる場面で使われる言語です。その中でも特筆すべきなのが、ゲーム開発の分野です。ゲームはC言語やC++で開発されるものが多いため、フリーランスを目指すなら、ゲーム業界に飛び込むのもいいかもしれません。

ただし、ゲーム開発は他の開発と違い、ミスなく迅速に処理することを求められる上に、あくまでも楽しさを追求しなくてはいけません。これは他のプログラム開発とは一線を画すものです。ゲームをすることが楽しいと感じており、完成したゲームを思う存分楽しめるのなら、業界最高ランクの高収入も夢ではありません。

C++のフリーランスエンジニアになるにはどんな開発経験が必要?

C++は大規模システムの開発によく使われるため、大規模案件の現場においてエンジニアとして活躍していた経験や、大規模システムでなくても、家電やIT、自動車や電気制御、ゲーム業界などで数年以上のC言語やC++での開発経験は必ず大きな助けになるでしょう。

フリーランスエンジニアになると、開発経験だけでなく、さらにワンランク上の技量が求められます。高い給料を払ってフリーランスを雇うのは、自社のエンジニアよりさらに高度な技術力を持ったエンジニアが必要だからです。また、フリーランスエンジニアは現場のリーダーとなることも多いため、技術力だけでなく、他のスタッフとの意思疎通がしっかり取れるスキルを持っていないと務まりません。またリーダーとしての統率力や判断力も求められるでしょう。さらには常に前向きな向上心や自己管理能力、周囲と上手にプロジェクトを進めていくための忍耐力や協調性も求められることが多いのがフリーランスエンジニアです。

C++のエンジニアの年収は?

C++エンジニアの年収は300万円~1000万円くらいで、かなり幅があります。これは年齢とスキル、実績が加味されるために、このような差が生じています。また、C++はゲーム開発にも使われる言語のため、手がける作品の人気度によって収入に差が出ることもあります。そのためC++はがんばった見返りが期待できるため、やり甲斐のある言語ということもできます。

C++はC言語を元に開発されたプログラム言語です。そのためC言語と同様に大規模システムの開発に向いています。その一方でゲーム開発に使われたり、家電製品やスマホなどに組み込まれたりすることも多く、私たちの日常生活と切り離せないものとなっています。

C++はJavaやPHPなどの言語と似ているといわれますが、これらの言語よりも複雑で習得が難しい言語でもあります。そのため、初心者はいきなりC++を学習せずに、他の言語を習得してからC++にチェレンジしたほうがいいでしょう。C++の前に学習する言語としてはJavaかPHPがおすすめです。どちらもC++と共通点が多いので、C++を学習する上で参考になります。

C++のエンジニアとしてのスキルを積むには、まずJavaかPHPの学習から入りましょう。次にC++を習得したらゲームか制御系かオープン系など、自分に合っている分野の開発に従事して、技術と経験を身に着けてください。難易度が高めだということは、逆に言えば習得さえすれば競争相手は少ないということです。

絶対就職に有利な言語ですから、頑張ってスキルを身に着けましょう。

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