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C#の今がわかる!C#エンジニア求人案件の最新情報と今後の動向

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目次

『C#』の基礎知識

現在IT業界では、Webサイトやアプリケーション、業務システムなどさまざまな開発がされており、業務の中でいろいろなプログラミング言語が使用されています。中でも、幅広い開発に使用されている言語がC#です。

C#とは

C#は、マイクロソフトによって開発されたプログラミング言語です。マイクロソフトが開発したということでWindowsと親和性が高い言語ですが、クロスプラットフォーム用のツールが開発されたことにより、macOSやiOS、Androidなどのアプリケーション開発やWebサイト製作にも利用できます。そのため現在では、幅広い開発にC#言語が利用されており、案件の種類もさまざまです。

C#で開発をするときは「.NET Framework」と呼ばれる開発環境を使用しますが、処理を走らせるときにはコンパイルをしなければいけないので、コンパイル型言語の分類になります。またC#は、オブジェクト指向・関数型・命令型・イベント駆動型など、複数のプログラミングパラダイムを持っています。そのため、マルチパラダイムという特徴がある言語です。

C#の歴史

ITの現場ではさまざまなプログラミング言語が使用されていますが、この潮流を初めに作ったのはC言語だといわれています。C言語が誕生したのは1970年代のことで、計算機械学者デニス・リッチーによって開発されました。当時C言語は、革新的な言語と受け止められ、瞬く間に普及したのです。そして1980年代になると、オブジェクト指向の概念を取り入れたC++が、算機科学者ビャーネ・ストロヴストルップによって開発されます。

しかし、この当時はまだオブジェクト指向の概念が広まっておらず、メモリー・リークの問題もあったことから扱いが難しく、エンジニア格差を生み出しました。そんな中、1990年代後半に誕生して、爆発的に普及したのがJavaです。

Javaは、確保したメモリを自動で開放する「ガベージコレクション」という機能を備えており、メモリー・リークが発生しづらいという特徴があります。また、オブジェクト指向言語ということもあり、普及を促進する後押しとなりました。

そして2000年代になると、マイクロソフト社が.NET Frameworkを開発し、それに伴ってC#を開発します。C#はC言語に近い文法となっており、C++の使いづらさを解消した言語です。さらにガベージコレクションを取り入れるなど、ハイブリッド的言語として注目を集めました。

C#のメリット・デメリット

C#は、C言語やJavaのよいところを集めた言語ということで、とても学習しやすい言語です。取り組みやすく難しさもないので、少し勉強すればアプリケーションを動作させられるでしょう。

プログラムを理解するのが難しい初心者にとってみると、とてもやさしい言語といえます。そのほか、多くのプログラマーがC#を使用しているので、困ったときにネット上で解決法が探しやすいという特徴もあります。

一方で、C#には、高度な開発に向いていないというデメリットがあります。そもそも.NET Frameworkに依存しているため開発環境が限られてきますし、動作するOSにも依存するからです。

C#が活躍している開発現場

C#は、Webサービス・スマートフォン用ネイティブアプリ・業務システム・研究開発など、幅広い開発に利用できます。例えばWebサービスの現場では、企業の公式サイトやECサイトで利用されることがあります。この例として「Skypeの公式サイト」や「マイクロソフトの公式サイト」「価格.COM」「ニッセン」などが有名です。

また、ゲーム関係の開発においても旺盛です。iOS向け、Android向けと両方の開発で使用できることから、さまざまな現場で取り入れられています。製作されたアプリケーションの例としては、「神獄のヴァルハラゲート」「白猫プロジェクト」といったものが挙げられます。

C#エンジニアとは

C#エンジニアには基礎的な技術だけでなく、携わる業界に合わせた技術が必要だという特徴があります。というのも、携わる業界が広いので、案件ごとの作業にも多少の違いがあるからです。

実際関わっている業界を挙げてみると、Web業界・ゲーム業界・金融業界・医療業界など、その幅の広さがわかります。では、実際にC#エンジニアは、業務の中でどのような作業を行っているのでしょうか?

業務内容

前述しているとおり、C#は幅広い開発に利用されていますので、開発されるサービスによって業務内容も変わってきます。例えば、現在募集が増えているのがゲーム開発の分野です。

ゲーム開発では、C#で動作する「Unity」と呼ばれるゲームエンジンを使用して開発することがほとんどです。Unityを使用すればキャラクターの配置や動作などを簡単に開発できるので、UIから内部処理まで幅広く担当します。

また、中堅~上級エンジニアになると、大規模システムの要件定義や詳細設計・マネジメント・ブロックチェーンを活用した開発など、難しい業務を担当することもあります。このレベルになると、ネットワークやセキュリティなどの幅広い知識が必要です。

そのほか、C#はサーバーサイドでも動作しますので、ECサイトのサーバーサイド構築業務なども担当することがあります。

平均年収と単価相場

C#エンジニアの平均年収は、2009年ごろのデータで約620万円という数字が出ています。(引用元:https://itpropartners.com/blog/9470/)このデータは少々古い情報ですが、現在でも平均で500万円前後となっているようです。では実際に、経験年数によってどれくらいの給料となるのか見ていきましょう。

まず未経験では、月給20万円~25万円の間で推移しています。大卒の初任給の平均が20万円なので、それと比べると大体同じくらいか少し高い金額となっています。それから1年を経過すると大幅に上がって、30万円~40万円になります。この金額になると、通常の同世代の社会人よりも相当給料をもらっていることがわかります。

その後も1年経過するごとに10万円ずつ上がり、大体70万円前後で頭打ちとなるようです。これを年収に直すと下記のようになります。

  • 未経験:240万円~300万円
  • 1年目:360万円~480万円
  • 2年目:480万円~600万円
  • 3年目:600万円~720万円
  • 4年目:720万円~840万円
  • 5年目:840万円~1000万円

(引用元:https://freelance-start.com/articles/51#title4)

上記の年収は、取得する案件やそれぞれのスキルによっても変動するため、一概にこの数字に当てはまるとはいえません。しかし、経験年数にしては年収が高額であることはわかります。

必要なスキル

C#に必要なスキルは、案件によっても大きく変わります。そのため、基本的なスキルを身につけた上で、案件に必要なほかの知識を蓄えていくとよいでしょう。

まず案件取得に必要なスキルは、当たり前ですがコーディングです。C#の基本的な組み方や特徴、オブジェクト指向といった構築手法は知っておかなければいけません。さらに、システム構築の際にはデータベースとの連携もしなくてはいけないので、データベース関連の知識も必要です。

また、案件ごとに必要なスキルでは、ネットワークの知識や連携する他言語の知識、Unityを使用したゲーム構築経験などが幅広く必要となります。

学習のポイント

どの言語にもいえることですが、プログラミング言語を学習する際には楽しみながら勉強するのが一番です。というのも、学習を楽しめないと、難しい問題が出てきたときにつまずいてしまう可能性があるからです。

その点C#言語は、アプリケーション開発やゲーム開発ができる言語なので、楽しみながら学習できます。例えばアプリケーション開発では、.NET Frameworkに「Windows Forms」というフレームワークがついており、簡単にアプリケーション開発ができます。

また、ゲーム開発の分野で活躍したい方は、Unityを使用して開発をするとC#にとっつきやすいでしょう。フレームワークやゲームエンジンを使用した上で、仕組みやコーディングの基礎を学ぶととても馴染みやすいと思います。

おすすめの資格

これからC#エンジニアになりたい初心者の方や、フリーランスに転身をしようと考えている中堅のエンジニアには、取得しておくと役立つ資格があります。ここでいくつかご紹介しますので、自分のスキルに合わせて取得し、案件獲得や業務に役立てましょう。

C#関連の資格で基礎的なものは、マイクロソフトによる認定試験「試験70-483 Programming in C#」があります。この試験は、プログラムフローの管理・型の作成と使用・アプリケーションのデバッグとセキュリティの実装・データアクセスの実装で構成されています。内容的には基礎的なものとなりますが、未経験者が就職する際には有利になる資格です。

マイクロソフト認定試験では、ほかにも役立つ資格が多数あります。以下に代表的なものを挙げておきましたので、興味がある方はそれぞれ調べてみましょう。

  • 試験70-486 Developing ASP.NET MVC Web Applications
  • 試験98-361ソフトウェア開発に関する基本事項
  • 試験98-366 ネットワークの基礎
  • 試験98-364データベースの基本事項

C#エンジニア求人案件の特徴

C#を使った案件には、アプリケーション開発やゲーム開発、業務システム開発、サーバーサイド開発など、たくさんの種類があります。また、Windows環境下ではJavaとの混在、ゲーム開発においてはC++と混在した現場がよくあるのも特徴の1つです。

相場単価

C#案件の単価の相場は、JavaやPHPと比べると少しだけ低い傾向にあります。しかし、それでもフリーランスでは、月50万円~70万円前後の単価となっています。

また、単価に振れ幅がありますが、これはC#の特性に要因があると思われます。そもそもC#はさまざまな開発に利用できるので、プロジェクトの種類も豊富にあります。その分、単価もピンからキリまで存在するため、案件ごとに単価の幅が大きくなると想定されます。

求められるスキルや経験

C#の現場はJavaと違い、募集の数に反して供給が少ない状況にあります。現場の人手が少ないので、プロジェクトに参画したエンジニアには、一人で作業できるだけのレベルを求められがちです。トラブルや問題も独力で解決しなくてはいけないので、基礎的な知識はもちろん、問題解決能力が求められることもあるでしょう。

そして案件の幅も広いので、プロジェクトごとに関連した知識も求められます。そのため、いろいろな現場での経験が必要となってきます。また、お金が関係するシステムやアプリケーションを作ることもあるので、セキュリティやインフラ関係の知識も重要です。

高単価案件の特徴

C#の高単価案件では、上流工程や案件に関係する専門知識、大規模なシステム構築などを求められることが多くなります。そのため、これらの知識や経験があることが、高単価を掴むために重要な鍵となります。

クライアントとの面接の際には、上手くこれらの経験をアピールしていきましょう。例えば、同じ業界での開発経験があった場合には、専門用語を正確に説明できるようにしておくなどして知識があることを見せましょう。そうすることで、業界に理解があるエンジニアだとクライアントにも伝わります。

C#エンジニアの将来性と今後の動向

C#が関わる案件は、ほかの言語でも開発できるものがほとんどです。例えば、アプリケーションではJava、WebサイトのサーバーサイドではPHPなどです。

JavaやPHPはとても人気な言語ですが、それでも開発するものによってはC#が選択されています。これはひとえに、JavaやPHPで補えない優れた部分をC#言語が持っているからでしょう。

また、多様な案件がある中でも、ゲーム開発やIoT、暗号資産のプラットフォーム開発など、今後成長が予想されるものや廃れる見込みがないサービスなどにおいても、C#は使用されています。そのため、C#がなくなる心配は少ないといえます。

まとめ

ITは言語の移り変わりが激しい業界ですが、それでもコンスタントに活躍しているのがC#言語です。幅広い業界にわたって利用されているので、C#が衰退する心配も少ないでしょう。

また、言語自体がそれほど難しくなく、学習しやすいという特徴があります。そのため、エンジニア自体がいなくなる心配もないといえます。

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