Webディレクターとは?業務内容や求められるスキル、年収、未経験から目指す方法などを解説
2022/07/04
Webディレクターは、WebサイトやECサイトを構築する際の要件定義や進捗管理を行うポジションです。
具体的には、システムの要件定義やワイヤーフレーム作成のようなUI/UX設計、HTML/CSSを用いたコーディングからSEO対策、Google Analyticsなどを用いたサイト分析など幅広い業務があります。
Webディレクターが機能しないことで、リリースに支障が出たり分析やマーケティングが上手くいかずサービスがグロースできない場合もあるため重要なポジションです。
\ Webディレクター案件やコーディング・デザイン案件も豊富 /
Webディレクターとは
Webサイトを新規で構築する場合や既存のWebサイトを運用していく場合、そのプロジェクトの進捗管理や予算管理を行う人をWebディレクターといいます。また、新規のWebサイト構築を担当するディレクターを開発ディレクター、既存のWebサイトを運用するディレクターを運用ディレクターと呼ぶこともあります。
Webディレクターは、コーダー、デザイナー、マーケターに対して指示を出したり全体の進捗管理を行うので、実際に手を動かして作業をすることはあまりありません。
Webディレクターの仕事内容
Webディレクターの仕事内容は幅広いため、システム設計・UI/UX・コーディング・マーケティングと4つの観点で解説します。
システム設計
Webシステムを作成する際にどのようなシステムにするのかを決める必要があります。これを要件定義といいます。そして、要件定義をもとにシステムの設計を決めます。
これらのフェーズは、システムエンジニア(SE)が担当することも多いですが、Webディレクターとしてこれらのフェーズに携わることもあります。
UI/UX
サービスを通じてユーザーが得る体験をUX、サービスとユーザーの接点をUIといいますが、UI/UXの設計をWebディレクターが求められる場合もあります。Webディレクターとしてワイヤーフレームの作成やデザインツールを使用できると業務を円滑に進めることができるでしょう。
コーディング
システムの要件をもとにデザイン設計、ワイヤーフレームを作成したら、実際にコーディングを行います。Webディレクターの仕事としては、コーダーに対する指示出しや進捗管理ですが、プロジェクトによっては実際にコーディングを行う場合もあります。
どちらの場合でも、HTML/CSSやJavaScriptの知見が求められるため、Webディレクターにとってこれらの知見は必須といえるでしょう。
マーケティング
WebサイトやECサイトはリリース後も、コンバージョンを目的に運用を行います。そのため、WebディレクターにはSEOやGoogle Analyticsを用いた分析のディレクションを行う場合があります。また、Webディレクターはデザイン設計や運用フェーズでSEO施策を行う場合も多いです。
Webディレクターに必要なスキル
Webディレクターには、幅広い知識が求められます。この段落では、Webディレクターに必要なスキルを解説します。
コミュニケーション能力
Webディレクターに最も必要なスキルです。Webディレクターはクライアントやデザイナー、コーダーなどとコミュニケーションを取ります。進捗が遅れている場合や品質が低い場合など解決に向けて適切なコミュニケーションを取らなければいけない場合も多いです。
Webデザインに関する知識
サイトの要件をもとにデザインを作成するのもWebディレクターの役割の1つです。実際にデザインを作成するのはWebデザイナーが行いますが、ワイヤーフレームや全体のイメージの作成はWebディレクターが行う場合もあります。
そのため、figmaやAdobe XDなどのデザインツールを使えるとスムーズに進めることができるでしょう。
プログラミングに関する知識
WebディレクターはフロントエンドやWebアプリケーションの知識が必要です。プログラマーやコーダーに指示を出す上で、HTML、CSS、JavaScriptの知識もしくは経験が求められます。また、Webアプリケーションの構造やサーバーサイドに関する知識もあるとより的確なディレクションができるでしょう。
Webディレクター年収
FAworksのデータでは、フリーランスWebディレクターの平均年収は762万円です。フリーランス市場では、月額単価が50万円前後の案件から90万円程度の案件まで幅広いです。また、年齢別でみると40代が912万円と最も高いです。
Webディレクターの平均年収については下記記事をご覧ください。
未経験からWebディレクターを目指す方法
将来的にWebディレクターを目指したい方は、まずコーダー、プログラマーやWebデザイナーとしての経験を積むことをおすすめします。FAworksでは、Webディレクターを目指している方向けのキャリアプラン支援や実際の案件紹介も行っています。
将来的にWebディレクターとして活躍したい方は是非お問い合わせください。
FAworksへの
お問い合わせはこちらから
Webディレクターの案件動向
FAworksでは、月間で30〜40件ほどのWebディレクター案件を取り扱っています。案件数はあまり増減がなく安定的に推移しており、月額単価は50万円〜90万円とさまざまです。
リモート・在宅案件は約55%
FAworksで取り扱っているWebディレクター案件の約55%がリモートワークが可能な案件です。Webディレクターの場合、ミーティングや調整も多々発生するため他の職種よりも出社が必要な案件が多いです。
ECサイトのディレクション案件も
FAworksでは、ECサイトのディレクション案件も保有しています。開発ディレクター枠では、ECサイトのディレクション経験やPMの経験が求められ、運用ディレクター枠では、ECサイトの運用経験やマーケティング分析の経験などが求められます。
フリーランス市場でも、ECサイトの需要は高く案件数も比較的多いので、ECサイトのディレクション経験は今後も役立つでしょう。
週3日の副業向け案件も
案件数としては少ないですが、週3日〜稼働できるWebディレクター案件もあります。このような案件では、要件定義や制作ディレクションをアシスタントを付けて行う場合もあります。
Webディレクターの案件
【Webディレクター】ネット証券会社でのアシスタントディレクター募集案件
大手証券会社のコーポレートサイトを始めとした既存Webサイトの運用チームに所属頂き、運用業務に携わっていただきます。具体的には、既存Webサイトの運用、更新業務におけるコード、デザイン修正やマーケティング施策支援をご担当いただきます。
【Webディレクター】HR系プロダクトにおけるディレクション案件
HR系プロダクトにおけるディレクション業務をご担当いただきます。具体的には、制作ディレクション、制作における調査・提案、ステークホルダーとの折衝、調整などをご担当いただきます。
【Webディレクター】教育産業向けWebサイトディレクション案件
有名サービスのディレクション案件です。教育産業向けのWebサイトの制作オーダーに対して発生するディレクション業務をお任せ致します。主に、顧客折衝や進行管理をご担当いただきます。
>> Webディレクターの案件一覧はこちら <<
Webディレクターに必要な資格
Webディレクターとして案件を獲得するうえで、必ず必要な資格はありません。しかし、保有することで企業に対してアピールできる場合もあります。
下記はWebディレクターに関連する資格の一例です。
・Webディレクション検定
・Webアナリスト検定
・Web解析士検定
・ウェブデザイン技能
・HTML5プロフェッショナル認定資格検定
・ITパスポート
フリーランスWebディレクターとして活躍するならFAworks
FAworksでは、案件紹介やキャリアプランの支援を行っています。Webディレクター案件でお困りの方、どのようにWebディレクターを目指せばいいのか悩んでいる方は是非ご相談ください。フリーランスWebディレクターを目指している方やコーダー、デザイナーなどからディレクターへのスキルチェンジを目指している方は是非お問い合わせください。
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