こんな日常当たり前?!デスマーチ体験談あるある
2020/08/31
システムインテグレータで長く働いていると、一度は経験するデスマーチ。
最近でこそ、大規模デスマーチの噂は減ってきましたが、小規模なものを含めれば、まだまだあるのも事実。
「あるある」というよりも実話に近いですが、まとめてみました。
それでは、どうぞ。
当初のリリース予定日は半年前
デスマーチの最初の一歩が納期遅延です。
当初予定していたリリース日が半年前だったが、未だにリリース出来ていないといった事は良くあります。
大規模案件になると数年遅れといったこともあります。
リスケ後の開発末期に未決仕様がある
半年、数年と言う遅れは「一回のリスケ」だけで伸びるものではありません。
リスケにリスケを重ねて、状況が悪化していきます。
技術者がどんどん追加される
納期遅延からの技術者増加は、デスマーチの始まりですが、システム屋なら誰でも「銀の弾丸はない」と知ってるはずなのに、人が入ってきます。
追い込まれたプロジェクトリーダーは間違った選択をしがちです。
ソースコードもコメント行も荒れる
仕様を知らない上に、出来ない技術者が増えると、酷いソースコードが埋め込まれます。
そこを修正することになったプログラマはコメント行に苦しみを書き込みます。
昨日まで動いていたソースが動かない
誰かがコミットするたびに、自分の担当部分が動かなくなります。
特にデータの川下あたりの処理では、データレイアウトが毎日変わったりします。
書いた覚えのないコードがある
疲れてくると何故こう書いたか覚えてないコードが出てきます。
数ヶ月前に書いたコードを忘れることは良くありますが、つい昨日書いたコードを見ても、覚えがないケースがあります。
サーバルームで寝る
終電帰りが多くなると、現場での眠気がヤバイです。
サーバールームが近くにあれば、空調の効いた部屋でひっそりと寝ます。
快適を求め寝袋を常備するものもいます。
家に帰れない
こうなって来ると、毎日終電からの土日出勤が続き、最終的には帰れない日が続くようになります。
週1日帰れれば良い、という状況が続きます。
差し入れでリゲイン
主にチームリーダーや営業から、定期的に差し入れられます。
「24時間戦え」というメッセージが込められています。
帰宅するには鞄も上着も置いて出る
体調不良や、友人の結婚式参加などの、やむない理由がない場合に、堂々とは帰り辛いものです。
さも、夜の食事に出たと装い、そのまま帰宅します。
大抵、電話がきますが、無視します。
夜中の2時から居酒屋が日課
終電帰りを諦めて、深夜の居酒屋を愉しめるようになると上級者です。
お金と体調の問題で長くは続きませんが、長期デスマでは一定期間、どこかで発生します。
現場近くのクリーニング屋を覚える
帰れないので、着てる服がいつまで経っても洗えません。
下着だけは流石に帰って洗濯する場合が多いですが、ワイシャツに関しては会社近場のクリーニング店に出します。
そういった事に慣れてるお店は、お届けサービスをしてくれますが、外に出る口実を奪われる良い迷惑です。
残業時間が通常勤務時間を超える
月20営業日8時間働くと160時間と言うのが、通常勤務時間です。
倍の320時間をこえると残業時間が通常を超えますが、デスマと呼ばれるレベルになると、月320時間越えは普通で、中には500時間以上というケースもあります。
突然メンバーが来なくなる
ある日、朝起きたら嫌になっちゃったのでしょうか?
突然、何の連絡もなく、来なくなります。
何度電話しても繋がらないで、そのままフェードアウトと言うのは、よくある話です。
近くの人が奇声を上げたり倒れたりする
なんの予兆もなく、存在すら忘れていた同僚が突然奇声を上げたりします。
また、席から崩れ落ち、即救急車が呼ばれるということもあります。
ただ、周りの人間は「明日は我が身」とは思いません。
笑ってやり過ごせるツワモノだけが残るものです。
リリースしたはずが課題は山積み
名目上、一旦リリースをしてみたが、即停止というのはよくある話です。
スタートアップ系サービスには、リリースしないと見えない問題があるから「まずは出す」と言う事がありますが、ガチガチのウォータフォール開発ではありえません。
ほとんどの場合、メンツや契約のためだけに、一旦リリースします。
メンバーの目が死んでいる
末期状態になると、そこにいる全てのメンバーの目が死んでいます。
プロジェクトの終わりが近いです。
本気で呪いを疑う、と言うか確信する
本気で誰かの呪いじゃないか?と非科学的なことを疑いだす。
疑うどころか、真剣にお祓いをしない限り線表が元に戻ることは無いと思う始末。
実際、御払いに行っても効果はありません。
デスマの終わりは突然来る
まさに、サドンデス。
終わった場合はプロジェクト解体の処理は早いものです。
名残惜しむ間は与えられません。
デスマ案件が終わると抜け殻
必ず休みが必要です。
乗り切った喜びや、抜けられた解放感など微塵もありません。
有るのは虚しさと脱力感のみです。
いかがでしょうか?
改めて書き出すと、当時の嫌な記憶がよみがえってきます。
これから入ってくる新入社員に、同じようなことが起こらないようにしてあげたいですね。

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